審判の態度にデトロイト・タイガースの智将AJ・ヒンチが憤りをあらわにした。

 事の発端は、現地時間6月19日のテキサス・レンジャーズ戦の3回1死無塁の場面。初回右翼スタンドに豪快3ランを放ったロビー・グロスマン(タイガース)が第2打席に入った場面だった。

 1球目のスライダーがやや低めに外れたのを見送った32歳は、外角のチェンジアップをファウルにし、3球目の外角に外れたボール球をきっちりと見極めボールカウント2-1にした。続く4球目、初球とほぼ同じ場所にきたスライダーを見送ったグロスマンだが、球審はこれにはストライクと判定。最後は内角低めの球にバットが回ったと判定を受け、三振に倒れたのだ。

【動画】ヒンチ監督が激怒!問題となっている4球目のストライク判定をチェック

 この日は試合メンバーから外れ、ベンチのバッターボックスに近い位置で観戦していた元三冠王のミゲル・カブレラは、この不可解なジャッジに思わず不満を吐露。すると球審のジャンセン・ヴィスコンティ氏は、指でさして「黙れ」と怒鳴りつけたのである。

 球審の振る舞いを見かねたAJ・ヒンチ監督は、ベンチから飛び出し凄まじい剣幕でこれを非難。即刻退場を命じられた。
  地元メディア『MLive.com』のエヴァン・ウッドベリー記者によれば、「カブレラはヒンチ監督の退場後も叫び続け、ヴィスコンティ審判の判定に熱くなっていた。同審判はカブレラに『黙れ!ミギー』と対抗していた」と状況を説明している。

 また、ヒンチ監督も試合後に「ロビーのゾーンより下のストライク判定が納得いかない。あれはボールだった」と振り返ったうえで、「次の判定は微妙なところだが、どちらにしても4球目の判定を間違えなければ問題ない」とキッパリ。そして退場処分を受けた指揮官は、こう怒りをぶつけた。

「カブレラが指をさされたのには私は我慢できなかった。あの審判の判断を尊重することは出来なかった」

 最後に智将は「ジャンセンは普段はそんなことはしないのに、よっぽどダグアウトが気にくわなかったのだろう。だが、彼は私に指を差すべきで、私の選手に指を差すべきではない」と続けた。

 MLB傘下の3Aリーグですでに導入されている“ロボット審判”。機械を導入することで、人間の感情に左右されたもめ事は減るに違いない。

構成●THE DIGEST編集部

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