マジョルカでの2度目のレンタルプレーヤーとしてのキャリアを終えた久保建英の去就が注目を集めている。

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 バレアレス諸島のクラブでの2シーズン目について、スペインのデジタル新聞のマドリー専門サイト『Diario Madridista』は「彼のシーズンは期待したほど良くなかった。31試合出場で2得点3アシストという記録は、マドリーでの成功を望む選手に求められるものとはかけ離れている」と厳しい評価を下した。

「膝の怪我に加えて、ベンチにハビエル・アギーレが到来したことも、シーズン終盤で彼を助けなかった。マジョルカがレンタルを更新することは難しい。アギーレは久保の残留に対して乗り気ではなく、レンタル料や年俸の総額は300万ユーロ(約4億円)を超えることを考えれば、レンタルの継続はないと考えるのが普通だ」

 そんな久保には「国内外のクラブがノックする。まだ21歳の日本人選手はクオリティーが高く、彼の獲得を強く求めるクラブも少なくない」と、多くの引き合いが予想される。だが、マドリーには「レンタルを継続するか、あるいは条件の良いオファーがあった場合に売却するかの決断を、マドリーは下す必要がある」と同メディアは指摘する。

 一方、マドリー専門メディア『Defensa Central』は、「久保はカルロ・アンチェロッティ監督が好きなタイプの選手だが、ヴィニシウス・ジュニオールのスペイン国籍取得が完了するまでは、この日本人選手の復帰については重要な項目とはならない」と記述。以前から複数のメディアによって報じられているように、日本国籍の選手にとっては、ヴィニシウス、エデル・ミリトン、ロドリゴの3人によって占められているEU圏外枠が空かない限り、何も話は進まないということだ。

 FW強化のための新戦力候補として名が挙がったマンチェスター・シティのブラジル代表ガブリエウ・ジェズスの場合も、この制約が立ちはだかってマドリーが動きを取ることができない状況にある。同メディアによれば、マンCのラヒーム・スターリング、インテル復帰が濃厚とされるロメル・ルカク(チェルシー)、パリ・サンジェルマンで快適な時間を過ごしていないといわれるネイマールにターゲットが絞られているという。
  2019年のマドリー加入以来、この状況の影響を受け続けている久保については、同メディアも「2024年6月まで契約を結んでいるにもかかわらず、クラブは日本人選手の売却を除外していない」と、やはりこちらも来季の久保が完全移籍で新天地に渡る可能性を示唆。

 一方で、「21歳の攻撃選手は、サンティアゴ・ベルナベウで成功することを夢見ているが、最高レベルに到達するには、安定性と継続性が必要だ」と、マドリー復帰のための提言も行なっている。

 以前はレンタル継続が既定路線といわれていた中で、マドリードのスポーツ紙『Diario AS』が「2000万〜3000万ユーロ(約26〜39億円)の範囲でオファーがあれば……」と報じたように、売却の可能性も出てきたといわれる久保。ただ、その際にも「マドリーが契約に買い戻しオプションを含むことを義務付けるのは明らかだ」と『Diario Madridista』は綴り、彼の才能とマーケティング面での価値が、マドリーにとって捨てがたいものであると強調した。

 果たして、欧州王者がいかなる決断を下すのか、そして久保のキャリアが今後、どのように切り拓かれていくのか。その動向に要注目である。

構成●THE DIGEST編集部

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