今季も多くの日本人選手が欧州各国リーグで奮闘したが、サッカーの本場でプレーするアジア人選手も年々増加しており、その中には強豪クラブで存在感を発揮し、トップリーグで輝かしい結果を残している者もいる。
  2021-22シーズンが終了した今、英国のサッカー専門誌『FourFourTwo』が、最新の「アジア人選手ベスト10」を発表。今年は11月にカタール・ワールドカップが開催されるが、この世界最高の舞台に立つであろう名手たちが、多くその名を連ねている。

 その中で、見事にランクインを果たした日本人選手は2人。6位の遠藤航(シュツットガルト)と7位の冨安健洋(アーセナル)だ。前者は今季もブンデスリーガの「デュエル王」に輝き、また最終節には試合終了間際に劇的なダイビングヘッドを決めてチームを1部残留に導き、一躍英雄としてファンから崇められる存在となった。

 一方、後者はボローニャから移籍し、いきなり不動の右SBとして君臨し、攻守両面での効果的なプレーは、チームの流れをも変えたほど。ピッチ上での影響力はもちろん、ふくらはぎの負傷による長期離脱によっても、その存在感の重要さを示すこととなったのは皮肉なことでもあった。

 同メディアは、まず冨安について「守備のどこでも、そして3バック、4バックの両方でプレーできる。今季は怪我にもかかわらず、北ロンドンで非常に良いシーズンを過ごした。彼の存在は、チャンピオンズ・リーグを逃したばかりのチームにも落ち着きをもたらしている。偉大なアスリート、競争者であり、非常に余裕を持ってボールを保持できる23歳の選手には来季、大きな仕事が期待される。それには、ドイツとスペインと対峙するカタールW杯での、日本代表としての仕事も含まれる」との寸評が綴られた。

 一方、遠藤に対しては「よくソン・フンミンは過小評価されているといわれるが、本当に過小評価されているのは、この日本の守備的MFだ。ブンデスリーガでも傑出した存在であり、チームのキャプテンも務める彼は、ドイツのビッグクラブや、欧州の他のクラブからも注目を集めている。ボールを所持している時も、そうではない時も優れたプレーを見せ、チームへの献身性を示しているが、それは日本代表に対しても同様だ」と評している。
【画像】英国サッカー専門誌『FourFourTwo』が選んだアジア人選手ベスト10の顔ぶれ なお、1位はやはり、トッテナムでハリー・ケインとともに前線に君臨し、アジア人選手として初めてプレミアリーグで得点王に輝いた韓国代表のソン・フンミン。「世界でもトップレベルの選手のひとり」と称賛した同メディアだが、「彼はこの数シーズン、一貫して好パフォーマンスを発揮しているので、特別素晴らしいシーズンということでもない」と、その安定感に対しても賛辞を贈った。

 今回、選出された10人は以下の通り。来季、このランキングに日本人選手がどれだけ食い込めるか。新たなスターの誕生を期待したいものである。
【画像】英国サッカー専門誌『FourFourTwo』が選んだアジア人選手ベスト10の顔ぶれ
1位:ソン・フンミン(FW/トッテナム/韓国代表)
2位:メフディ・タレミ(FW/ポルト/イラン代表)
3位:サルダル・アズムン(FW/レバークーゼン/イラン代表)
4位:サーレム・アル・ドサリ(MF/アル・ヒラル/サウジアラビア代表)
5位:アクラム・アフィーフ(FW/アル・サッド/カタール代表)
6位:遠藤 航(MF/シュツットガルト/日本代表)
7位:冨安健洋(DF/アーセナル/日本代表)
8位:アルモエズ・アリ(FW/アル・ドゥハイル/カタール代表)
9位:エルドル・ショムロドフ(FW/ローマ/ウズベキスタン代表)
10位:アリー・マブフート(FW/アル・ジャジーラ/UAE代表)

構成●THE DIGEST編集部

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