ブルックリン・ネッツのケビン・デュラントにとって、今季は不本意なシーズンとなった。

 ビッグ3の一角カイリー・アービングは新型コロナウイルスに対するワクチン未接種問題によりわずか29試合の出場にとどまり、ジェームズ・ハーデンも2月のトレード・デッドライン当日にフィラデルフィア・セブンティシクサーズへ移籍。開幕前は優勝候補にまで挙げられたチームは44勝38敗(勝率53.7%)でイースタン・カンファレンス7位、プレーオフでもファーストラウンドでセルティックスに屈辱のスウィープ負けを喫してしまった。

 ただ、個人としては平均29.9点を叩き出しオールNBA2ndチームに選出されており、33歳を迎えた今でも現役トップクラスの実力者であることを証明。加えてこれまでシーズンMVP受賞や4度の得点王獲得、12度のオールスター選出、さらにはゴールデンステイト・ウォリアーズ在籍時の2017、18年にはリーグ連覇達成&2年連続のファイナルMVP受賞と、輝かしいキャリアを送ってきた歴代最高クラスのスーパースターであることは疑いようのない事実だ。

 そんな彼の実績を、公の場で痛烈批判したのがチャールズ・バークレー(元フェニックス・サンズほか)。リーグの“御意見番”は今年4月下旬、出演した番組『Inside the NBA』にて、デュラントの2度の優勝は自身で勝ち取ったものではないと主張。ウォリアーズを“バス”、デュラントを“バスの乗客”に例え、「彼はただバスに乗っていただけ」とこき下ろした。
  この批判に対し、約2か月を経てデュラントがついに反論。自身がホストを務めるポッドキャスト番組『The ETCs with Kevin Durant』にて「バスの運転手、バスの乗客。いったいどういう意味なんだ?」と切り出し、こう続けた。

「俺たちはチームで試合をしているんだ。結局はそういうこと。そして素晴らしい選手たちとプレーしているけど、そのなかで自分が誰よりも優れていると感じてるよ。偉大な選手に対しても、委縮する必要なんてないんだ。

 だからバスに乗ろうが乗るまいが、そのチームで多くの時間プレーし、たくさん点を取ったのだから、そんなことは関係ない。それから俺がレジェンドたちからリスペクトされていないと言っていたけれど、そのレジェンドたちって誰?どのグループについて言ってるの?だってレジェンドたちと会うたびに、俺は(彼らからの)愛情しか感じないんだ」

 バークレーの発言を一蹴したデュラント。ただ、チームの絶対的大黒柱として3つ目のチャンピオンリングを勝ち取らない限り、バークレーが意見を変えることはないだろう。はたしてデュラントは再びリーグの頂点に立ち、自らの価値を証明できるのか。

構成●ダンクシュート編集部

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