元NBA選手で、現在はアナリストとして活躍するケンドリック・パーキンスは、現役時代にケビン・ガーネットとポール・ピアース、ケビン・デュラント(現ブルックリン・ネッツ)、ラッセル・ウエストブルック(現ロサンゼルス・レイカーズ)、ジェームズ・ハーデン(現フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)、レブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)、カイリー・アービング(ネッツ)、アンソニー・デイビス(レイカーズ)ら、そうそうたるスーパースターたちと共闘してきた。

 そのなかで、4年間を過ごしたオクラホマシティ・サンダーでの時間は特別だったようだ。パーキンスは“2枚看板”の裏事情を激白している。

 2003-04シーズンにボストン・セルティックスでNBAキャリアをスタートさせたパーキンスは、2007-08シーズンには先発センターとしてガーネット、ピアース、レイ・アレンのビッグ3とともにリーグ優勝を経験。その後2011年2月、ジェフ・グリーン、ネイナド・クリスティッチ、ドラフト1巡目指名権、現金との交換トレードでサンダーの一員となった。
  当時のサンダーは、デュラントとウエストブルックのデュオに加え、スーパーサブとしてハーデンが控える強力な陣容で、翌2011−12シーズンにはNBAファイナルに進出。しかし、レブロン、ドゥエイン・ウェイド、クリス・ボッシュ擁するマイアミ・ヒートの前に、シリーズ成績1勝4敗でタイトル獲得を逃した。

 同シーズンをもってハーデンはヒューストン・ロケッツへ移籍。デュラントとウエストブルックの共闘ラストイヤーとなった2015−16シーズンまで、サンダーはNBAファイナルに到達できなかった。

 デュラントが2016年にゴールデンステイト・ウォリアーズへ移籍した後は、ウエストブルックがデュラントに対し敵意をむき出しにするなど両者の間に溝が生じる結果に。さらにJJ・レディック(元ロサンゼルス・クリッパーズほか)がトミー・アルターと共同ホストを務めるポッドキャスト『The Old Man and the Three』でパーキンスが明かしたところによれば、サンダー時代に自身が2人の潤滑油になろうとしたものの、上手くいかなかったという。

「KD(デュラントの愛称)とラス(ウエストブルックの愛称)の関係に好ましい継続性はなかった。世間に対して偽ろうとしても、真の兄弟愛ではなかったんだ。チームを出て行って、チャンピオンシップを獲得しようとするのは、誰かと兄弟愛を築く必要がないから。2人が同じページに辿り着くことは決してなかった。私が今まで経験したなかで最も困難な状況だったよ」 セルティックスが一体感のあるチームだった分、サンダーでは選手間の距離を感じたとパーキンスは明かしている。
 「セルティックスは凄く関係値のあるチームだったから、サンダーに加入した時、選手同士の心が離れていると感じた。エリック・メイノー、ラッセル・ウエストブルック、ジェームズ・ハーデン、デイクワン・クックが派閥を作っていたな。KDは1人で、彼らと一緒にいることをさえしなかった。私はそれを見て、『ちょっと待ってくれ、これじゃあ勝てない』と思ったよ」

 デュラントとウエストブルックはNBA史上トップクラスの攻撃的デュオと位置づけられるが、本当の意味で阿吽の呼吸の域に達することはできなかったようだ。

構成●ダンクシュート編集部

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