7月5日、日本バスケットボール協会が来週12日〜24日にジャカルタ(インドネシア)で開催される「FIBAアジアカップ2022」に臨む日本代表メンバーを発表した。

 先週1日と3日に行なわれたワールドカップ予選(オーストラリア戦&台湾戦)で代表デビューを果たした富永啓生(ネブラスカ大/21歳)や河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ/21歳)、テーブス海(滋賀レイクス/23歳)、井上宗一郎(サンロッカーズ渋谷/23歳)、吉井裕鷹(アルバルク東京/24歳)ら若き新戦力が名を連ねたなかで、最大の注目は何と言っても現役NBAプレーヤーの渡邊雄太(27歳)だ。

 現在はフリーエージェントのため来季の所属先こそ決まっていないものの、NBA在籍4年は日本人史上最長。今夏は八村塁が代表活動を見送るとあって、渡邊にかかる期待はいっそう大きなものになっている。

 その証拠に、1日に本人が「アジアカップで日本代表に参加するため一旦日本へ帰ります」とSNSに投稿すると、たちまち1万以上の「いいね」がつき、期待や感謝のコメントが殺到した。

 もちろん、渡邊の存在に目を光らせているのは日本のファンだけではない。
  FIBAが公式サイトに掲載した「今夏アジアで注目のトップ15選手」では、マシュー・デラベドーバ(オーストラリア/3位)やジョウ・チー(中国/2位)ら強豪国のNBA経験者を抑えて堂々の1位に選出されている。

 記事ではNBA4年目を終えた渡邊がラプターズで守備の重要な役目を担ったことに触れつつ、日本代表では昨年の東京五輪で平均17.7点、19年のW杯で15.2点をあげているように、高いオフェンス力を発揮している点も言及。最後は「今大会最大のスターの1人としてスポットライトを浴びているユウタ・ワタナベを擁する日本は多くの注目を集めるだろう」と締めくくられている。

 過去29回行なわれているアジアカップにおいて、日本は1960年の第1回大会(当時はアジア選手権)から28回出場し、65年と71年に2度の優勝。当初は上位の常連だったが、徐々に中国をはじめとした他国の後塵を拝するようになり、2000年代以降でベスト4に入ったのは田臥勇太や比江島慎を擁した2015年大会のみとなっている。

 16チームが出場する今大会も、前回王者でFIBAランキング3位のオーストラリアを筆頭に、過去16回の優勝を誇る中国、フィリピンやイラン、ニュージーランドなど格上揃いとあって上位進出は容易ではない。“アジア最大のスター”渡邊擁するホーバス・ジャパンは番狂わせを起こせるのか。初戦は13日、カザフスタン戦で幕を開ける。

構成●ダンクシュート編集部