今夏、バルセロナ行きを強く希望して所属先のバイエルンと対立状態となっているロベルト・レバンドフスキ。ここまで、バルサが複数度、具体的なオファーを出しているものの、まだ合意には至っていない。

 そんな中、7月12日にこのポーランド代表ストライカーは、マヌエル・ノイアーら、各国代表チームでの活動の後、長めの休暇を取っていた他のメンバーとともに、バイエルンに合流。長くチームを離脱していため、まずはメディカルチェックを行なったという。

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 チーム合流については、レバンドフスキがバイエルンとの関係が悪化していることで、合流を拒否して「ストライキ」「ボイコット」を敢行するのではないかとも言われていたようだが、ポーランドのスポーツ専門メディア『WP Sportowe Fakty』によれば、その噂は「単なる架空のもの」であり、“レヴィー”にその気はなかったようだ。

 しかし、ポーランドからドイツに戻って来たのは、レバンドフスキだけであり、彼の家族は行動を共にしていないという。それは、ドイツでの報道で、彼について「利己的」「バイエルンでチームに溶け込もうとしない」などの報道がなされた結果、SNSを通して、この33歳のストライカーは多くの脅迫を受け、なかには殺人予告も含まれていた。

 このような、快適とは程遠い状況は、彼がバイエルンに留まる間は当分、変わらないことが予想されるため、安全を考慮して、アンナ夫人や子どもたちは当面、ドイツ国外に留まることになったと、同メディアは報じている。

 気になるのは、今後の彼の去就であり、バルサ行きが決まるのか、そしていつ決まるのかだが、現地報道ではバルサが5000万ユーロ(約65億円)+ボーナスという移籍金を支払う準備があるということで、ユベントスのオランダ代表DFマタイス・デ・リフトの獲得に6000万ユーロ(約78億円)を必要とするバイエルンが、これまで頑として移籍を認めなかった姿勢を変え、この取引に応じる可能性があるようだ。

 同メディアはまた、レバンドフスキの今後についても注目。まず、契約期間を残しながら、「バイエルンのためにはプレーしたくない」と発言し、「退団は双方にとって最良の選択」などと訴えた今回の件では、間違いなく彼のイメージダウンは避けられず、「彼は現在、多くのものを失っている」と指摘。ただ、ドイツ国内の報道には真実と異なる点が多くあり、またバイエルンにも少なからず対応に問題があるとも指摘している。
  そして、『WP Sportowe Fakty』は、レバンドフスキのバルサ移籍が決定すれば、メディアやファンの視線は一気にそちらに向くことで、バイエルンでのゴタゴタについてはすぐに忘れ去られ、彼が新たなクラブでどのように機能し、プレーするかに全ての焦点が当てられることになり、イメージは間もなく回復されると予想する。さらに、バルサという世界レベルのクラブへの移籍により、レバンドフスキのマーケティングにおける価値は上昇することが見込まれ、多くのプラスの効果をもたらすという。
 
 ただ、ひとつ問題があると指摘し、それはバルサで彼が、トレードマークと言える背番号9(昨季はメンフィス・デパイ)を失う可能性があることで、これにより、彼のブランド「RL9」が影響を受けることになるが、「克服できない問題ではない」とも。ちなみにレバンドフスキ側は、新天地での背番号は、可能であれば「9」、さもなければ「19」を希望すると見られている。

 同メディアは「最も重要なのは、彼がエンジと紺のユニホームを着られるかどうかであり、それは数日以内に解決されるだろう」と綴って記事を締めたが、果たしてこの通りに事が進むのか、この先のレバンドフスキ、そしてバルサ、バイエルンの両クラブの動向には要注目である。

構成●THE DIGEST編集部
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