ロサンゼルス・エンジェルスの苦境はいったいどこまで続くのか。開幕前に8年ぶりのプレーオフ進出を狙った彼らは、いま厳しい立場に置かれている。

 現地時間7月14日に本拠地で行なわれたヒューストン・アストロズ戦は、まさに今季の低調さを象徴する試合だった。

 前日に大谷翔平が快投を披露し、7対1で勝利して連敗を「5」で止めていたエンジェルス。だが、この日も主砲マイク・トラウトを負傷で欠いた打線の迫力不足が否めず……。2対2で迎えたタイブレーク方式(無死二塁から始まる)が導入された延長10回表に1点を勝ち越されると、サヨナラの好機から始まる10回裏の攻撃であっけなく三者凡退に抑え込まれ、ゲームセットとなったのである。

 期待の大谷も3打数1安打と打撃で目立ったわけではなかった。しかし、ひとつの申告敬遠を含めた2四球という結果が表すように、相手バッテリーは、終始、外角のボールゾーンを中心とした配球をしていた。そこには「大谷は最悪歩かせて、他の打者を抑えればいい」という意図があった。トラウトが長期離脱を余儀なくされた昨季終盤にも見られた光景である。
  直近14試合でわずかに3勝。それも大谷が“リアル二刀流”で登板し、相手打線を封じる日以外には勝てていない。SNSなどで「大谷以外勝たん」という造語が生まれるほどのエンジェルスの悲惨な現状には、専門メディアも嘆くほどだ。

 日夜、エンジェルスのありとあらゆる情報を発信している専門メディア『Angels Win』は、「申し訳ないが、話題を独占するようなスペシャルな“ショウタイム”がないときのエンジェルスは面白くない」と断言。そして、異例とも入れる贔屓チームへの厳しい言葉を投げかけた。

「明らかにロースター全体が委縮してしまっている。悲しいことだが、本当にこのチームにはリーダーシップも情熱もゼロだ。ハッキリ言って、左打席のレンドーンの方がいまのチームよりもパワーがあるだろう」

 この苦境にあって、明日からナショナル・リーグ西地区首位のロサンゼルス・ドジャースとの2連戦を迎えるエンジェルス。相手はクレイトン・カーショウ、フリオ・ウリアスと球界屈指の左腕が登板予定となっているだけに苦戦は必至だが、はたして、大谷以外で勝てる日を久々に作れるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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