球界を代表するスター同士の対決にロサンゼルスが沸いた。

 現地時間7月15日に行なわれたエンジェルスとドジャースによる“フリーウェイシリーズ”の初戦は、ロサンゼルスを本拠地とするチーム同士の対戦とあって、球場には大勢の野球ファンが詰めかけた。

 序盤からボルテージが高まっていたなかで、両軍ファンの視線を釘付けにしたのが、ドジャースの先発左腕クレイトン・カーショウと、エンジェルスの主砲である大谷翔平のマッチアップだった。

 もっとも、カーショウ本人が「一番気をつけた。もしも、甘く入っていたら打たれるだろうからね」と振り返った“二刀流戦士”との対決は、3打数無安打、2奪三振で34歳のベテラン左腕に軍配が上がった。

 この日のカーショウは8回に先頭打者のルイス・レンヒーフォに二塁打を打たれるまで完全投球を続け、まさしく絶好調。過去6度の対戦でノーヒットに抑え込まれていた大谷が苦戦を余儀なくされるのは無理もなかった。
  とはいえ、1対9でエンジェルスが一方的に敗れた試合展開もあって、両軍の「スター投手」によるマッチアップは球場を大いに沸かせた。そして、観る者にレジェンドたちの姿を想起させている。

 試合後、地元放送局『Spectrum Sportsnet』でコメンテーターを務める元ドジャースのジェリー・へアストンJr氏は自身のツイッターを更新。大谷がインコースへのカーブに空振り三振を喫した3打席目のシーンについて、こう振り返った。

「もしかすると、サンディー・コーファックスvsベーブ・ルースはこういう風に見えるのだろうか?」

 共に球史に残る名プレーヤーである。コーファックスはシーズンMVP受賞歴もあるドジャースの伝説的な左腕で、ルースは言わずと知れた“野球の神様”だ。互いに活躍した時期は異なるため、実際の対戦歴はないが、へアストンJr.氏は投打で現代最高と言われるカーショウと大谷によるハイレベルな駆け引きにレジェンドの幻影を思い起こしたようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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