今週末からF1第12戦のフランス・グランプリが開幕するが、これに向けてアルファタウリの角田裕毅が意気込みを語っている。

【関連記事】「私は“問題児”が好きだ」 低調・角田裕毅に対してトスト代表の好印象は変わらず!? レッドブルやホンダからも期待の声が続々! 前回のオーストリア・グランプリでは、スプリント、決勝ともに車のペース不足に苦しみ、ほとんど良いところを見せられないまま、16位でフィニッシュ。角田はこの週末を振り返り、チームの公式サイトを通して、「ここまでのシーズンで最も困難なものであり、おそらくスプリントが行なわれたことで、より状況は悪くなりました。他のドライバーにも言えることですが、決勝の前に長く走行することができなかったからです」と語り、以下のように続けた。

「予選のパフォーマンスのレベルは問題ありませんでしたが(Q2進出で14番手)、スプリントではペースがありませんでした。ポジティブな点を挙げるとすれば、レースへのアプローチや自分の集中力については満足しており、幾つかのトラックリミットのミスは避けることができたので、良い進歩だと思います」

 フランスGPの会場となるポール・リカールについては、「ユーロフォーミュラ・オープンやF3、そして去年のF1で走りましたが、とても難しいコースです。昨季は予選のミスでピットレーン・スタートになりました。中高速コーナーでうまく走るためのセッティングが必要ですが、高速ストレートや高速コーナーのシーニュがある一方で、セクター1と3の終わりに中低速コーナーもあったりと、かなりトリッキーです」

「普通なら、我々の車の弱点が浮き彫りにされてしまうところですが、フランスではアップデートがあるので、そうならないことを願っています。日曜日(決勝)にポイントを獲得しやすくするためにも、そろそろ予選でQ3に進出できるような状態に戻る時だと思います。我々は小さなアップデートを重ねるのではなく、大型のアップデートを敢行することにしました」

「これまでは中高速のコーナーに弱かったので、今回のアップデートは、車により多くのダウンフォースを加えることに重点を置きました。これでより安定感が増し、また中団グループで上位争いに加われるようになればと思います」
  5戦連続で入賞から遠ざかっている日本人ドライバーについて、イタリアの自動車専門メディア『MOTORIONLINE』は「角田はフランスGPで、重要な答えを探すこととなる。シルバーストーンとレッドブル・リンクでの“大惨事”の後、チームをコンストラクターズランキングの6位に浮上させるための重要なポイントを得るため、シーズン序盤のような優れたレベルを示すことが求められる」と指摘している。
  また同メディアは、「来季もチームも滞在し続けるためにも、うまくレースで機能する必要がある」とも綴っているが、他にも英国のモータースポーツ専門メディア『THE RACE』が「F1に留まるための角田の戦い」と彼の現状と去就に言及し、オランダのF1専門メディア『GPBLOG』はより具体的に、「角田が“時間”が終われば、リアム・ローソン(レッドブル・ジュニアチーム)の昇格か、アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)の復帰のどちらか」と予想までしている。

 再び湧き上がってしまっているこうした周囲の“猜疑心”を消し去るためにも、角田はフランスGP、そしてサマーブレイクの前の最後の週末となるハンガリーGPで結果を残す必要があるが、車のパフォーマンス上昇とともに、全てをまとめ上げることができるか!?

構成●THE DIGEST編集部
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