テニスの四大大会で4度の優勝を誇る元世界女王の大坂なおみ(現世界ランク38位)が、約2年半にわたって苦楽を共にしてきたウィム・フィセッテ氏とのコーチ契約を終了したことが明らかになった。

 四大大会を複数回制したキム・クリステルス(ベルギー)、ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)、シモナ・ハレップ(ルーマニア)、アンジェリーク・ケルバー(ドイツ)など、名だたるトッププレーヤーを指導した経験を持つフィセッテ氏は、2019年12月に大坂のコーチに就任。翌年9月の全米オープン、昨年1月の全豪オープンで大坂を優勝へと導き、女子テニス界では名将の1人として知られている。

 フィセッテ氏は7月21日に自身の公式インスタグラム(@fissettewim)を更新し、大坂との関係解消を報告。同投稿ではコーチ就任後に2度のグランドスラム優勝を成し遂げたかけがえのない教え子への感謝の言葉を綴った。
 「2019年からナオミを指導し、彼女がチャンピオンに成長するのを見るのは光栄なことでした。彼女は新しい世代に対し、ゲームを好きになるように、そして自分が信じるもののために声を上げるようにインスピレーションを与えてきましたが、その旅の一端を担うことができたのは信じられないことです。ありがとう大坂なおみ。あなたの健闘を祈るとともに、私のこれからも楽しみにしています」

 長らく抱えていたメンタルの不調が大きく影響し、今シーズンも1月の全豪で3回戦敗退に終わるなど序盤は思うような成績を残せていなかった大坂。それでも3月のマイアミ・オープンでは準優勝を収め、徐々に調子を上げていた。

 そんななかで迎えたクレーシーズンは5月初旬のマドリード・オープンで左アキレス腱を負傷し、同月下旬に行なわれた全仏オープンでは初戦敗退。その後のグラス(芝)コートシーズンでは、ランキングポイントが付与されなかった7月初旬のウインブルドンを含め全ての大会を欠場した。

 現時点では8月初めに開かれる「シリコンバレー・クラシック」(アメリカ・サンノゼ/ハードコート/WTA500)で約2か月ぶりにツアーに復帰する予定だ。

文●中村光佑

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