テニス四大大会の一つ「全米オープン」(8月29日〜9月11日/アメリカ・ニューヨーク)のエントリーリストが、現地7月20日にUSTA(米国テニス協会)から発表された。

 リストは大会最初の月曜日となる8月29日から42日前のランキングをベースに決められるため、ATP(男子プロテニス協会)とWTA(女子テニス協会)が7月18日に発表した世界ランキングが自動的にリストへ適用された。

 男子シングルスは、昨年の全米覇者で現世界1位のダニール・メドベージェフ(ロシア)を筆頭に、今年の全豪と全仏を制したラファエル・ナダル(3位/スペイン)や、ウインブルドンで4連覇を達成したノバク・ジョコビッチ(セルビア)らが名を連ねる。

 ただジョコビッチの場合は、新型コロナウイルスのワクチン接種を拒否しているため、現状では米国政府の規定により入国は認められない。ジョコビッチがワクチンを打たない限り全米への扉は開かないというわけだが、本人は「(ワクチン接種の)可能性はない」とコメントしている。

 また、2020年大会準優勝のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/2位)は、先の全仏で右足首の靭帯損傷で戦線を離脱。現在歩行練習などのリハビリ中で「(全米は)諦めていない」と地元メディアにコメントしているが先行きは不透明だ。

 日本人男子選手でリスト入りしているのは、西岡良仁(97位)、ダニエル太郎(102位)、錦織圭(158位)、内田海智(172位)の4名。男子のカットオフは100位となるので、現状では西岡の本戦ストレートインが決まっている。錦織はプロテクトランキング(負傷長期離脱者に対する救済措置)を使わないこととなった。
  女子のエントリーリストのトップを飾るのは、今年の全仏覇者イガ・シフィオンテク(ポーランド/1位)。ウインブルドンで37連勝が途切れたものの、ランキングポイントでは2位以下に2倍近い差を付けるなど21歳にして揺るぎない地位を築いている。

 グランドスラム通算23回優勝、全米では6度の戴冠を誇るセレナ・ウイリアムズ(アメリカ/399位)は、プロテクトランキング(16位)を行使してのリスト入りした。ここでセレナが戴冠を果たすとマーガレット・コート氏の持つグランドスラム(四大大会)歴代最多24勝と並ぶ。

 日本女子勢では2018年と2020年大会で優勝している大坂なおみ(38位)のほか、土居美咲(107位)、内島萌夏(159位)、本玉真唯(182位)、内藤祐希(196位)、奈良くるみ(237位)、岡村恭香(374位)、華谷和生(402位)らがリスト入りを果たした。現時点での女子のカットオフは99位となっている。

 なお全米オープンでは、今年のウインブルドンで実施された「ロシアとベラルーシ人選手の除外」は行なわれない。

 全米の予選は、8月23日よりスタートする。

構成●スマッシュ編集部

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