現地時間7月22日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、敵地で行なわれているアトランタ・ブレーブス戦に「1番・DH兼投手」で先発。6回までは71球、無失点、被安打1、11奪三振と好投したが、7回に相手打線につかまって6失点。惜しくもベーブ・ルース以来104年ぶりとなる「シーズン二桁勝利&二桁本塁打」の偉業達成とはならなかった。

 チームが自身の登板日以外では13連敗という苦境にあるなかで、満を持してマウンドに立った“エース”は堂々たる投球を見せる。オールスターブレイク明けで心身ともに休まった影響からか、ボールはキレていた。

 1回にロナルド・アクーニャJr.とダンズビー・スワンソンから2者連続三振を奪って三者凡退と上々の立ち上がりを見せた大谷は、そこから少しずつギアを上げていく。2回は先頭打者の出塁も許しながらも、2死三塁で迎えたマーセル・オズーナを渡米後自己最速となる101.2マイル(約162.9キロ)の4シームを記録するなど、相手打線を全く寄せ付けない。
  その後も5回まで58球中44球がストライクというテンポの良い投球を続けた大谷。味方打線が相手先発のチャーリー・モートンに抑え込まれ、援護が得られないなかで、なおも好投。6回には日本人投手としては野茂英雄氏に並ぶ5試合連続二桁奪三振の大記録を達成し、緊張感のある投手戦を堂々と渡り合った。

 米メディア『The Athletic』などに寄稿していたブレント・マグワイア記者が「ショウヘイ・オオタニには言葉がない」と感嘆とする投球で3回以降はひとりの出塁も許さなかった右腕。しかし、“無援護”の状況下でついに牙城を崩される。

 7回に先頭打者のダンズビー・スワンソンを出塁させると、相手3番マット・オルソンにインコース真ん中に浮いた87.4マイル(約140.6キロ)のスプリットを捉えられ、ライトスタンドに2ラン本塁打を打たれてしまった。

 ここで一気に畳みかけてきたブレーブスは、なおも無死一、三塁とチャンスを広げ、6番のエディ・ロサリオがライト前にタイムリー。さらに1死一、二塁で8番のオーランド・アルシアが値千金の3ラン本塁打をマーク。これで大谷は無念の降板となった。

 わずか3イニングでノックアウトされた6月2日のニューヨーク・ヤンキース戦以来となる複数本塁打を被弾した大谷。途中までは、文字通り完璧なペースだっただけに、再三のチャンスを活かしきれなかった味方打線の無援護が悔やまれる結果となった。

構成●THE DIGEST編集部

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