現地時間7月15日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が、敵地で行なわれたアトランタ・ブレーブス戦に「1番・DH」で先発出場。4打数2安打、1本塁打と活躍するも、チームは2対7と敗れた。

 目下3連敗中でチームとして復調の兆しが見えてこないエンジェルス。この日も序盤から苦戦を余儀なくされる。初回にダンズビー・スワンソンのタイムリーヒットなどで2点を先行された。

 ビハインドを追う展開となったなかで、“リアル二刀流”で活躍した前日に続いて先頭打者としてスタメン入りを果たした大谷は奮闘する。

 試合前に大谷について「どれだけ途方もない存在なのか、僕はまだきちんと理解しきれていないかも。でも、生で見ることができるだけでも粋だよね」と敬意を表した相手先発右腕カイル・ライトに初回の第1打席こそ一塁ゴロに仕留められるも、3回の第2打席には内角へのボールを巧みさばいて、ライト前ヒットを記録した。
  それでも不振に喘ぐエンジェルスは、この日も劣勢に立たされる。3回に打者7人の猛攻で3点を追加され、突き放される。そして1点を返した4回にも、その裏にオースティン・ライリーの2ラン本塁打で突き放されてしまう。

 ライリーが一発を打つ直前に追い込まれたところで、ハーフスイングを取られなかったところに、エンジェルスの監督代行を務めるフィル・ネビンも険しい表情で頭を抱え込むような姿を見せた。

 そんな指揮官も苛立ちを露わにする展開(※ネビンは大谷の本塁打後に抗議して退場となる)の中で、大谷は反撃のキッカケを生み出そうと奔走する。そして5回1死無塁で迎えた第3打席に、ライトが投じた87.7マイル(約141.1キロ)のチェンジアップをコンパクトに捉える。すると、角度は決して高くなかった打球は、グングンと飛距離を伸ばし、あっという間にライトスタンドに飛び込んだ。

 大谷が打ち出した110.2マイル(約177.3キロ)という打球速度の弾丸ライナーによる20号は、米ヤフーニュースなどに寄稿経験のあるデービッド・キャロル氏が「地上からわずか10フィート(約3メートル)くらいの高さではなかったか? まったくありえない」と舌を巻く一打だった。

 しかし、“主砲”の一打が単発で終わってしまうのが、ここ最近のエンジェルス。7回から継投に踏み切ったブレーブス投手陣に手も足も出ず……。最終回もジェシー・チャベスに3人でぴしゃりと抑え込まれてしまった。

 大谷の今月8日(現地時間)のボルティモア・オリオールズ戦以来の一発はあったものの、それを活かせなかったエンジェルス。またも5連敗を大型連敗の空気が漂うチームは、いかにして苦しい現状を打破していくだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】「オオタニは最高だ」という相手の賛辞が皮肉に。大谷翔平を“孤立無援”に追い込んだエ軍のもどかしい現状

【関連記事】104年ぶりに“野球の神”に迫った大谷翔平。殿堂入り大投手が「彼の活躍を誰も享受できていない」と断言する凄まじさ

【関連記事】「オオタニは凄すぎる」レッドソックス主砲が大谷翔平のMVPを確信! ジャッジらとの争いに「5年先は無理だ」と持論