今年のサマーリーグ、ロサンゼルス・レイカーズの一員としてプレーしたシャリーフ・オニールが、Gリーグチームのイグナイトと契約したと、『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が報じた。

 殿堂入りセンターのシャキール・オニール(シャック)の息子は、高校時代から高い評価を受け、2017年にアリゾナ大への進学が内定していたが、リクルートに関するスキャンダルが取り沙汰されたことにより撤回。18年にUCLAへの進学を選択した。

 しかし1年目のシーズン開幕前、大学の健康診断で心臓疾患が判明し、同年12月に手術を受けた。結局、復帰の許可は出たものの、1シーズン目はほとんどプレーせず、20年に父シャックの母校であるルイジアナ州大に転校。2年間で平均2.8点、3.1リバウンドという成績だった。

 208cm・100kgのフォワードは、今年のドラフトにシャックの反対を押し切ってエントリーしたものの指名漏れ。ただ、前述の通りレイカーズのメンバーとしてサマーリーグに出場し、4試合で平均4.8点、3.8リバウンド、フィールドゴール成功率44.4%をマークした。
  シャリーフが加入したイグナイトはGリーグの育成チームで、カレッジのバスケットボールに代わる存在として20年に設立。同チームの出身者には昨年のドラフトでヒューストン・ロケッツに2位指名を受けたジェイレン・グリーン、7位指名のジョナサン・クミンガ(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)がいる。

 さらに今年のドラフトでもダイソン・ダニエルズ(ニューオリンズ・ペリカンズ/8位)、マージョン・ボウチャンプ(ミルウォーキー・バックス/24位)、ジェイレン・ハーディ(ダラス・マーベリックス/37位)の3人をNBAに送り込んでいる。

 安定感の欠如や攻撃力の低さなど課題は多いシャリーフだが、身体能力を生かした多彩な守備力や、ビッグマン離れした機動力は現代バスケにフィットする。

 現役時代にレイカーズで3度の優勝を経験し、14〜16年までチームでHC(ヘッドコーチ)を務めたバイロン・スコットも「まだまだこれからだと思う。才能はあるし、運動神経もある」と評価していた。

 プロ選手として第1歩を踏み出した22歳は、Gリーグで経験を積み、近い将来に父と同じNBAの舞台に立つことができるか。

構成●ダンクシュート編集部