ロッテ
46勝44敗1分勝率.511(4位)
平均得点:3.23(5位)
平均失点:3.49(5位)
得失点差:-24(5位)

▼前半戦通信簿:可もなく不可もなく
“令和の怪物”・佐々木朗希が開幕直後から衝撃的なピッチングを連発し、チームへの注目度も例年以上に高まったが、5月10日には借金9を抱えるなど一時は低迷。4月17日の日本ハム戦が象徴的で、佐々木が8回までパーフェクトに抑えながらも打線は1点も援護できず、結果的に前人未到の2試合連続完全試合は幻に終わった。

 苦戦の原因は言うまでもなく打線の不振。髙部瑛斗が盗塁王を争うなどブレイクしたものの、頼みのマーティンやレアードが不振に陥り、打率(.225)・長打率(.321)は両リーグワーストで、他の指標も最底辺。同じポジションの選手と比較してどれだけ得点増に貢献したかを示すwRAAでは、一塁・二塁以外がマイナス、計4ポジション(捕手・遊撃・左翼・DH)でリーグワーストという惨憺たる結果だった。

 そんな状況にあって、最終的に前半戦を貯金2で終えられたのは投手陣の頑張りが大きい。規定投球回到達者はいないが、先発陣は佐々木朗を筆頭に石川歩、小島和哉、ロメロが防御率2点台を維持。また、ブルペンでは東條大樹が44登板で防御率1.69、25ホールドと大車輪の活躍を見せ、6月末に加入した元MLBのセーブ王オスナもさすがの実力を発揮している。
 ▼後半戦のキーポイント
・期待の大砲たちの覚醒

 投手陣の頑張りで貯金2で折り返したとはいえ、得失点差−25はリーグ5位。ここから判断すると、現状の成績でも「出来すぎ」ということになる。1位から5位まで2.5ゲーム差でひしめく混パを抜け出すには、やはり打線が奮起する以外にない。

 明るい要素もある。BABIP.187、.211と異常な“不運”に見舞われているマーティン&レアードは今後、調子が上向く可能性も十分。さらに期待したいのが、7月から一軍に合流した井上晴哉だ。18〜19年に2年連続24本塁打を放ちながら、過去2年は不振に苦しんだ“アジャ”だが、一軍昇格後15試合で本塁打、OPS.827と持ち前のパワーを発揮。若手の山口航輝も含め、一発長打を秘めた選手が活躍してくれれば、今シーズンのスローガン「頂点を、つかむ。」ことも不可能ではないはずだ。

構成●SLUGGER編集部
データ提供●DELTA

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