今週末、F1第13戦のハンガリー・グランプリが開催されるが、これが約1か月間にわたるサマーブレイクの前の最後の一戦となる。

 アルファタウリの角田裕毅は、先週末のフランスGPで「天国と地獄」を味わうこととなった。予選ではアップデートの効果が出て、今季3度目となるQ3進出を果たしてポイント獲得が期待されたが、決勝ではオープニングラップでアルピーヌのエステバン・オコンにぶつけられてスピンし、最後尾でレースに戻るも、フロアのダメージで19周目に車をガレージに収めることを余儀なくされている。

【関連記事】角田裕毅、フランスGPの出来に海外メディアは概ね高評価! 優勝したフェルスタッペンと同採点の「8.5」も 6戦ぶりの入賞のチャンスを潰された彼は、チームの公式サイトを通して、「フランスでの週末は、主にダウンフォースの増加を狙った大規模なアップデートを行なったこともあり、我々にとっては重要なものでした」と語り、失意の週末を以下のように振り返った。

「金曜日のフリー走行では明確な改善の兆候があり、予選でのパフォーマンスは予選Q3という進歩が感じられたことで、喜ばしいものでした。しかしレースは、オコンにぶつけられたことで台無しとなりました。レースを続けようとしましたが、ダメージが悪化したことで、リタイアしなければなりませんでした。これにより、レースディスタンスでの車の変化を知ることが難しくなりました」

「高速のポール・リカールから低速で曲がりくねったハンガロリンクへの移行は、とても対照的なものであり、今週末はアップデートがどのように機能したかの知識を深めることができるかもしれません」と語る彼は、ハンガリーGPについては良いイメージを抱いているようだ。

「昨季は、運に恵まれました。予選では厳しいセッションの後で16番手に終わりましたが、日曜日のレースではオープニングラップのアクシデントによって(上位勢の多重クラッシュの間に大きくジャンプアップ)、最終的に6位になれました」

 コースについては、「ハンガロリンクはドライビングが楽しめるコースであり、長いストレートがないことでリラックスする時間もない中、全てのコーナーを通してリズムに乗る感じです。ただ、レースで他の車に引っかかってしまうと、追い抜くのが難しいのもあって、フラストレーションが溜まってしまう可能性があります」と説明し、続けて意気込みも語っている。

「今季ここまでを見ると、昨季より追い抜きがしやすくなっている状況で、このコースでも、新しい車で状況が改善できるかどうかを確認したいと思います。予選で可能な限り良い成績を上げることが、ここでは本当に大事です。ポイントを獲得できれば、良い感じでサマーブレイクを迎えられるので、頑張りたいと思います」
  フランスGPでは残念な結果に終わってしまったものの、角田にとっては評価を高める週末となり、F1公式サイト『F1.com』では「予選ではトラフィックにより無線で不満を吐露したが、素晴らしいパフォーマンスを披露した」と称賛され、各国メディアからも賛辞、そして“もらい事故”への同情が寄せられた。
  一方でアルファタウリは、イタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』から「フランスでの週末は、幾つかポジティブな前兆があったにもかかわらず、レースでそれは実現されず、ライバルに貴重なポイントを譲り渡した。昨季の輝かしさからは程遠く、チャンピオンシップ8位からの上昇は、ほとんど蜃気楼のようだ」とネガティブな展望を示されている。

 今度こそ、角田とアルファタウリは全てをうまくまとめ、予選だけでなく、レースでも結果を残せるか!?

構成●THE DIGEST編集部
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