リーグアンのスタッド・ドゥ・ランスは現地時間7月31日、セリエAのサッスオーロと親善試合を行ない、2-2で引き分けた。

 今オフはここまで5試合のテストマッチを行なってきたランスにとって、8月7日のリーグアン開幕戦(マルセイユ戦)に向けた最後の調整の機会で、2日前にベルギーのヘンクから電撃移籍を果たしたばかりの伊東純也が早くもスタメンに名を連ね、本拠地オーギュスト・ドゥローヌのピッチに登場した。

【動画】爆発的なスピードで相手DFを置き去り! 伊東純也のデビュー戦アシスト
 前線で積極的なプレーを披露し、鋭いパスなども通すなど、いきなり存在感を示した背番号「39」の日本代表は、20分には縦パスに反応し、快足を活かして右サイドを抜け出すと、ゴール前に走り込んだミチェル・ファン・ベルヘンに、タイミング、コースともに申し分のないラストパスを通し、早くもアシストという結果を残してみせた。

 試合後、ランスのオスカル・ガルシア監督は、日本の新加入選手について「彼は攻撃の最後の部分のクオリティを高めてくれる、非常に興味深い選手だ」と印象を語り、前半45分間のプレーに止めた理由を「彼はプレーしたがっていたが、内転筋に小さな問題を抱えたため、我々はハーフタイムで交代させることにした」と説明するとともに、症状については「深刻ではない」と明かしている。

 クラブはSNSで、「伊東がドゥローヌで初演」、また先制アシストの場面を「マーシャル・ムネチのロングボールを受け、伊東がチームメイト(ファン・ベルヘン)に至近距離で完璧なお膳立てを果たした」と伝え、公式サイトは「ファン・ベルヘンは伊東からの“三ッ星サービス”を受けてゴール」「伊東の努力と理想的な位置取り」と賛辞を贈った。

 さっそくデビュー戦で持ち味を発揮した29歳には、現地メディアも感銘を受けたようであり、スポーツ紙『L’EQUIPE』は、「シャンパーニュのクラブの歴史において、最も高価(移籍金1000万ユーロ=約14億円)なルーキーである伊東は、新たなカラーのユニホームで第一歩を踏み出した。開始直後にアル・ビラル・トゥーレにラストパスを提供し、29歳の日本代表は早くも違いを示した」とポジティブに評している。
 『L’EQUIPE』はさらに、伊東のパフォーマンスについて次のような描写で、その躍動ぶりを伝えている。
「伊東は爆発的なスピードで先制点をお膳立てし、素早くランスの人々の心を掴んだ。ムネチのロングパス(クリア)を受け、日本人選手はタッチラインを割るのを回避すると、ゴールライン付近まで持ち込み、バン・ベルヘンがフリーで無人のゴールにただ押し込むだけでいい、完璧なクロスを送った」
  また日刊紙『LE FIGARO』とフランスの通信社『AFP』も、「ランスからは、複数の新加入選手がピッチに登場したが、とりわけ金曜日にヘンクから到着したばかりの日本人ストライカーは、一見の価値あるパフォーマンスの持ち主として注目された。そして、この“ニッポン人”は非常にシャープで、テクニカルなプレーが多く、ボールを呼び込んだ他、プレーした45分間でゴールをアシストした」と、称賛に満ちた内容となった。

 このように、高評価を受け、上々のスタートを切った伊東。ランスはアーセナルから21歳のFWフォラリン・バログンを獲得することが確実と現地の複数メディアから報じられているが、今夏の補強の目玉である伊東には、「プレーしたリーグでトップパサーとなっており、ゴール前でも非常に上手い。決定的な仕事ができるアルベル・ゼネリの完璧なパートナーになるだろう」と、ランスのマテュー・ラクールGMがとりわけ大きな期待を寄せており、今後のリーグアンでのパフォーマンスからは目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部
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