今夏の“エポックメーキングなトレード”は実現しないようだ。

 現地時間8月1日、米紙『New York Post』は、ロサンゼルス・エンジェルスは大谷翔平を8月2日(現地時間)の期限までにトレード放出せず、残留させる方針を固めたと報じた。

 かねてから大谷の動向を追っていた同紙の敏腕記者ジョン・ヘイマン氏は、球界屈指の天才には、サンディエゴ・パドレス、シカゴ・ホワイトソックス、ニューヨーク・メッツ、そしてニューヨーク・ヤンキースがトレードによる獲得レースに本格参戦したと報道。そのうえで、交渉に至らなかった背景について、次のように記した。

「エンジェルスはもともと、100年に一度の逸材に対するオファーを聞く意思があることを示唆していた。しかし、彼らは同時に100年に一度のメガスターになり得る選手の獲得を狙っていた」
  つまり、エンジェルスはトレードによって複数枚の若手有望株の獲得を計画。しかし、交渉相手から「大谷放出」に見合うオファーを引き出せなかったために合意しなかったという。また、ヘイマン記者は、エンジェルスの“御大”であるアルベルト・モレーノオーナーの意向も影響したと伝えている。

「オオタニはあと1年でフリーエージェントとなるが、モレーノは、マイク・トラウトとアンソニー・レンドーンが怪我で離脱しているため、オオタニを去らせたくはなかった。ヤンキースはオオタニの獲得を真剣にオファーした数少ないチームのひとつだが、今、エンジェルスがアメージングな二刀流選手と別れる可能性はない。ノーチャンスだ」

 エンジェルスの不振によって、移籍の可能性も囁かれた大谷。しかし、チームは今夏の放出はせず、残りシーズンも闘っていく決意を固めたようだ。

構成●THE DIGEST編集部
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