フライブルクはブンデスリーガ開幕戦のアウクスブルク戦で4-0の大勝利。王者バイエルン(フランクフルトに6-1)に次ぐ得点数で、しかもクリーンシートも達成(他に1チームのみ)ということで、一躍リーグの注目株となっている。

 それは、専門サッカー誌『Kicker』の第1節ベストイレブンの顔ぶれにも表われており、バイエルンと並んで最多4人がこのブライスガウ地方のクラブから選出。クリスティアン・ギュンター、マティアス・ギンター、ミヒャエル・グレゴリチュ、そして堂安律が名を連ねたが、ギュンターを除く3人はいずれも新加入選手であることも、話題となった。

【動画】混戦から素早く振り抜いた左足! 堂安が今季初ゴール 今夏にPSVから移籍した堂安は、7月31日に行なわれたDFBポカール1回戦のカイザースラウテルン戦で延長戦に鮮やかなFKを約25メートルの位置から決めて評価を高めており、その勢いを持ってアウクスブルク戦でも効果的なプレーを再三披露。そして78分、仕上げとして自ら左足での鋭いシュートをゴール右隅に突き刺し、より強い印象を見る者に与えたのだった。

 南西ドイツの放送局『SWR』は8月8日付の記事で、この日本人選手を「絶対的な財産」と呼んで称賛。堂安がドイツ語で知っている数少ない言葉のひとつが、クリスティアン・シュトライヒ監督がいつも口にする「もっと、もっと!」であることを紹介し、この言葉の真意が常に全力を尽くし、自己犠牲を求めるものであることを説明し、「堂安はすでに、シュトライヒのサッカーの奥義を、自分のものとしている」と綴った。

 さらに、チームでは「Litz(リッツ)」と呼ばれている24歳が、前述のカイザースラウテルン戦では「優れたシュートのテクニック、技巧的なボール捌き、スピーディーな動きで見る者に感銘を与えた」、アウクスブルク戦では「右のWBとして、再び力強い左足によってゴールを挙げた」と、それぞれ振り返っている。

 そして、キャプテンのギュンターが、堂安の800万ユーロ(約11億円)での加入を「明らかなチームの強化」と歓迎したこと、逆に堂安はシュトライヒ監督について「交渉の時からとても良い印象を抱いていました。監督の情熱や態度が気に入っています」と語ったことを紹介した。
  最後に、改めて『SWR』はこの助っ人日本人について「一昨季、レンタルでビーレフェルトに加入し、そのシーズンの“発見”となった堂安は、謙虚さ、才能、ファイティングスピリットを有し、フライブルクを形成するほとんど全ての要素をすでに備えている」と、改めて絶賛している。
  また、老舗のデータサイト『Fussballdaten』も「堂安はブンデスリーガへの復帰を自ら祝福し、ビーレフェルト時代と同様の歩みを続ける。安定したボールコントロールと独創性、視野の広さを、チームメイトのために発揮している」と、こちらも賛辞をまじえて、フライブルクの背番号42を評した。

 前述の『Kicker』誌では、「ブンデスリーガの新加入選手たちのスタート――そのグレード」という記事でも、改めてグレゴリチュ、バイエルンのサディオ・マネらとともに最高評価(採点は「1.5」の最高採点)を受けた堂安。今季は国内リーグ&カップに加え、欧州での戦いも控えているが、多くのコンペティションに挑むチームにおいて、今後も重要な存在であり続けられるか、期待を持って見守りたい。

構成●THE DIGEST編集部
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