今年もアメリカン・リーグMVPを巡り、熾烈な論争が起きている。

 その有力候補として事あるごとに挙げられているのは、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)とアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)だ。2年連続でMVPを狙う大谷は、今季も“二刀流”として存在感を示しており、投げては19試合で10勝7敗、防御率2.68、157奪三振をマーク。打っては、25本塁打、66打点で打率.256、OPS.847だ。

 一方、ジャッジはMLBトップを快走する45発を今季放っており、ロジャー・マリスのペースを上回り、65本塁打も可能な勢いを保っている。メジャーリーグを盛り上げる2人のプレーにファンも熱くなっており、早くもMVPの予想が繰り広げられている。

 今回、カナダ『Sportsnet』のラジオ放送番組「590 The FAN」では、このスター2人を巡り、舌戦が展開された。元メジャーリーガーであり、現在はアナリストとして活躍するケビン・バーカー氏は「ベーブ・ルース以来2桁勝利&2桁本塁打を同一シーズンに達成した」と強調したうえで、MVPは「オオタニ」と主張。
  これに同番組でホストを務めるジェフ・ブレア氏は、「意味のないチームで二刀流をやっているだけだ」と指摘し、「私はどちらかと言えば、意味のあるチームでプレーしている選手にMVPを与えたい。エンジェルスは2012年ぐらいから意味のない試合をしている」と否定し、「60本塁打を打つアーロン・ジャッジがMVP」と反論した。

 バーカー氏は、「オオタニが投打でやっているのを見てください。それが全てです」と言い返すも、ブレア氏は「ヤンキースで60発を放ち地区優勝したら、MVPを受賞しないわけはない」と一歩も引かなかった。

 果たして終盤戦で両選手は、どのようなパフォーマンスを見せてくれるだろうか。今後ますます白熱するであろう同論争とともに注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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