2022年F1世界選手権は13戦を終えた時点で1か月間のサマーブレイクに突入しているが、この期間に各国メディアは前半戦を振り返り、ここまでの各ドライバーへの評価を下している。

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 英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は各レースで行なってきた10点満点(及第点は「5」)の採点の平均値を算出して、ドライバーをランク付け。最高順位は、もちろんチャンピオンシップのトップを独走する王者マックス・フェルスタッペン(レッドブル)で「8.6」、逆に最下位は「2.9」のニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)となった。

 気になるアルファタウリの角田裕毅は「4.7」と、全21人中19位と厳しい評価。開幕戦のバーレーン・グランプリは8位入賞と幸先の良いスタートを切り、4戦目のエミリア・ロマーニャGPではセッションごとに調子を上げ、決勝では見事なレース運びを見せるなど、成長ぶりを感じさせたが、多くの週末で車の性能や不安定さに苦しめられ、またアゼルバイジャンGPでは不運なアクシデントに見舞われ、さらに中盤戦に入る頃には自身のミスもあって、下降線を辿ることとなった。同メディアは、以下のように寸評を綴っている。

「ツノダのシーズンは、平均採点よりは幾らか印象的なものだった。チームメイトのピエール・ガスリーに予選では5度勝利し、決勝でも彼を上回ることがあった。バクーではDRSの損傷で大量ポイントを失い、ポール・リカールでは予選で8番手の好結果を残すも、1周目でエステバン・オコン(アルピーヌ)にぶつけられて全てが無意味となった。しかし外的要因だけでなく、多くの週末でペース不足やタイヤのマネジメントに苦しみ、またシルバーストーンではガスリーと接触するという重大な“罪”を犯した」

 なお、全ドライバーの採点は以下の通りである。

「8.6」マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「7.7」シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「7.6」ランド・ノリス(マクラーレン)
「7.5」ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「7.4」フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
「7.3」ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「6.9」ヴァルテリ・ボッタス(アルファロメオ)
「6.7」カルロス・サインツ(フェラーリ)
「6.6」セルジオ・ペレス(レッドブル)
「6.6」エステバン・オコン(アルピーヌ)
「6.3」ケビン・マグヌッセン(ハース)
「6.2」ピエール・ガスリー(アルファタウリ)
「6.1」アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
「6.0」セバスティアン・ヴェッテル(アストンマーティン)
「5.8」ニコ・ヒュルケンベルグ(アストンマーティン)
「5.3」ジョウ・グァンユ(アルファロメオ)
「4.9」ランス・ストロール(アストンマーティン)
「4.8」ダニエル・リカルド(マクラーレン)
「4.7」角田裕毅(アルファタウリ)
「4.6」ミック・シューマッハー(ハース)
「2.9」ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
  このように厳しい評価を下された角田だが、アルファタウリのフランツ・トスト代表はオランダのF1専門サイト『RN365』に対して「ユウキは成長しており、その学習曲線は上昇している」と語り、これまでと変わらぬ高評価を下している。
 
 またチーム代表は、この22歳の日本人ドライバーが近い将来、レッドブルでフェルスタッペンと同じチームで走る可能性がまだあり、「ユウキは3年間のカレンダーの中にいる。3シーズンが終わった後、答えが出され、彼がレッドブルで走るのに十分な能力を持っているドライバーか否かが判明する」と明かした。

「3年計画」の中に組み込まれているという角田だが、まだ来季の契約更新がなされていないことについては「ユウキとの契約が続くか否かは、レッドブル次第である」と語り、「もちろん、彼は今後も良いパフォーマンスを発揮し続ける必要がある。過去に我々のドライバーで、力を示せないまま、(シートを得てから)1年後、2年後にレッドブルを追われた者もいる」と、“警告”も与えている。

 トスト代表は以前にも、「全てはユウキ次第」と語っていたが、今季前半戦の出来をレッドブルがいかに評価するか。晴れて残留(契約延長)となり、角田自身が目標としているレッドブル昇格のための“審査”のシーズンを過ごせるかどうか、発表の時が待たれる。

構成●THE DIGEST編集部
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