まもなくシーズン終盤戦に突入するメジャーリーグで、少しずつ注目度を高めているアメリカン・リーグのMVP争い。現在、話題の中心にいるのが、46本塁打、102打点のアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)と、投打で27本塁打、10勝の大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だ。

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 比較の難しい両雄を巡る意見は、インターネット上でも事あるごとに論争が巻き起こっているが、現地時間8月18日には、米ニュースサイト『The Cold Wire』が、記事内に「今季、彼がやっているのは別世界のことだ」と記し、ジャッジのMVP初受賞に太鼓判を押した。

 もっとも、同メディアは「ジャッジに並ぶ唯一の本命」として大谷を挙げてもいる。記事を執筆したジャレット・プレンダガスト氏も、「投打にわたるその能力は、信じられないほどの価値を生みだしている」と評しており、「投手としては、キャリア最高のシーズンだ」と賛辞を惜しまない。
  さらに「110イニング以上を投げた選手のなかで、オオタニはK/9(9イニングあたりの奪三振数)でメジャートップの12.69。また、防御率2.69はア・リーグ4位だ」とも続けた同メディアだが、打撃成績に関しては、「ジャッジの足元にも及ばない」と指摘した。

 また、「チームの成功も議論に加味されるべき」とも主張。「オオタニは2つのポジションをこなすため、毎年“最も価値のある選手”だという議論がありうる」としながらも、「(ア・リーグMVPの)投票者はチームの成功にも目を向けなければならないだろう」と強調した。

 現在、大谷の所属するエンジェルスは、51勝67敗でア・リーグ西地区4位。73勝46敗でア・リーグ東地区1位のヤンキースと比べると、チーム状況に大きな差があるのは、間違いないだろう。レギュラーシーズン終了まで残り2か月を切ったが、同レースでは今後どんな展開が見られるだろうか――。

構成●THE DIGEST編集部

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