現地時間8月27日、ベルギーのジュピラー・プロリーグ第6節が行なわれ、シント=トロイデン(STVV)は3-1でメヘレンを下し、今季初の連勝を飾った。

 本拠地での一戦、STVVは53分に相手の素晴らしいFKによってGKシュミット・ダニエルがゴールを破られるが、57分に縦パスに反応した林大地が相手DFに走り勝った末にペナルティエリア内で倒されてPKを獲得、これを香川真司が決めて追いつく。さらに76分に交代で出場したばかりのジャンニ・ブルーノが味方のミドルを相手GKが弾いたところを詰めて逆転すると、アディショナルタイムにも橋岡大樹のクロスを岡崎慎司がオーバーヘッドで合わせようとしたプレーから、こぼれ球をブルーノが再び決めてダメを押した。

【動画】タイミングを外して見事にPKを沈めた! 香川真司の2年ぶりのゴールをチェック 香川は今季初ゴールというだけでなく、記念すべきSTVVでの初ゴールであり、さらには公式戦でのゴール自体がレアル・サラゴサ在籍時代の2020年7月12日(対レアル・オビエド)以来になるという。彼は「僕が最後にゴールを挙げたのは、2年前になります。ベルギーでもなく、PAOK時代でもなく、スペインでの冒険に臨んでいたサラゴサ時代までさかのぼります。はるか昔のことです」と語り、さらにこのPKのエピソードを明かしている(総合サイト『HBVL』より)。

「若手時代に日本を離れて以降、僕が欧州のクラブでPKのレギュラーキッカーを務めたことはありません。僕はいつも2番手です。しかし、(レギュラーキッカーのクリスティアン・)ブリュルスが最近外していたのに対し、僕は調子が良かったので、すぐに蹴らしてくれるよう彼に頼みました。自信はありました。やっと初ゴール。チームがこの試合に勝利し、それに貢献できたことをとても嬉しく思います」

 その言葉通り、巧みなステップでGKの逆の突いて確実にゴールネットを揺らした33歳の背番号10。試合中に即座にキッカーの交代を申し出るという行動に、彼の自信や責任感、そして2年目を迎えてチームにも完全に溶け込んでいることが窺える。
 『HBVL』はこの一連のPKにまつわるエピソードに注目し、「この日本人選手はPKキッカーの最初の列に並んでいないが、失敗することなく、チームを同点に導いた」と報道。ニュースサイト『HLM』はこの場面を、「ロングボールを受けて、林が(マーカーの)ドリース・ヴォウタースを驚かせ、身体を入れ替えた際に倒された。そして香川は冷静な状態で、すぐに試合を振り出しに戻した」と伝えている。
 『HLM』はまた、「優れたディレクターでもあった香川が、ペナルティスポットから同点ゴールを決めた」とも綴り、攻撃面でチームをコントロールし、チャンスに繋がるパスを提供するなど、多岐にわたる仕事を果たしていたことに言及した。

「我々は良いプレーをし、90分間ゲームをコントロールしました。これは当然の勝利です。岡崎と一緒にプレーできたのは良かったですが、彼はまだ準備ができておらず、時間が必要だと思います。彼はこの先、良くなる一方です。ヘンクとのダービー(9月3日)については、非常に重要な試合になると思われ、すでにチーム内でも話し合っています」(『BELGIUM POST』より)

 このようにも語っている香川。リーダー的な発言も多々聞かれ、ますますチーム内での存在感と重要性を増していきそうな彼が、引き続きダービーマッチでも結果を残せるかどうか、期待を持って見守りたい。

構成●THE DIGEST編集部
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