逆方向への驚異的な一発が小さくない反響を呼んでいる。

 現地8月28日に敵地で行なわれたトロント・ブルージェイズ戦に、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、「3番・DH」で先発。7回に迎えた第4打席に28号ホームランを放つなど4打数3安打2打点と活躍。エンジェルスを8対3の大勝に導いた。

 前日の同カードで“リアル二刀流”として先発マウンドに立ち、しびれる投手戦の末に11勝目を挙げていた大谷。それからわずか21時間後に、彼は打者として敵地ファンをも魅了した。

 最もスタンドが沸いたのは、チームが3点をリードした7回に迎えた第4打席だ。相手3番手で、左腕のティム・メイザと対峙した大谷は、カウント2-2から外角から真ん中甘めに食い込んできた93.7マイル(約150.7キロ)のシンカーに逆らわずにレフト方向へと打ち上げる。高々と舞い上がった打球はあっという間に飛距離を伸ばし、レフトスタンドに到達した。

 左打者対策として送られた左腕をもろともせずに放った10試合ぶりの一発。それはチームの勝利を手繰り寄せるダメ押しのアーチとなった。
  まさに疲れ知らず。連日に渡って見せつけた出色のパフォーマンスには、現地でも驚きの声が上がるとともに、ふたたび彼をMVPに推挙する意見を噴出させている。

 エンジェルスの地元放送局『Bally Sports West』でリポーターを務めているパトリック・オニール氏は自身のツイッターで「もう単純に『ジャッジにMVPを与えよう』というのはやめてくれ。オオタニは今日28本目のホームランを打ち、昨日は7回無失点、9奪三振だ」と強調。さらに地元ラジオ局『KLLA』の番組でホストを務めているトレント・ラッシュ氏もツイッター上で「AL MVPを誰に投票するか迷っている人のために」と、ここ2日間のパフォーマンスを紹介したうえで、次のように続けた。

「付け加えると、この連日の大活躍はショウヘイにとって当たり前になりつつある。それは今でも想像するのが難しいことだ。その意味を多くの人が理解するのに苦労するのはわかる」

 もっとも、目下、MVP争いで最大のライバルと目されているジャッジも今季はアメリカン・リーグのシーズン記録(61本)を凌駕するペースで本塁打を量産。凄まじいパフォーマンスを見せ続けている。それだけに今後も両雄によるハードなタイトルレースは続いていきそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】大谷翔平vsジャッジのMVP論争はMLB公式番組でも白熱! 元スターは「ショウヘイは毎日歴史を作る!」と再強調

【関連記事】「なんてこったぁ!」大谷翔平の“心温まる対応”に敵地ファンが感動!子どもが喜ぶ姿に海外記者もほっこり

【関連記事】「夢はすべて叶った」笑顔の大谷翔平が見せた“脱帽シーン”に敵記者も感嘆!「オオタニとの距離はグッと縮まった」