F1は今週末に第15戦オランダ・グランプリが開催されるが、アルファタウリの角田裕毅がチームの公式サイトを通して、意気込みなどを語っている。

 サマーブレイク明けの一戦となった先週のベルギーGPでは、予選ではリアの不安定さと最終シケインでのブレーキロックによってQ2進出を逃し、決勝はペースこそ悪くなかったものの、ピット作業のミスやコース復帰時にDRSトレインに引っかかってしまう不運などもあり、13位フィニッシュで8戦連続のノーポイントに終わっている。
  それでも角田は、「ブレイク明けのレースは良いものでした。少々まとまりのない週末で、決勝はピットレーンからスタートしなければなりませんでしたが、ポジティブな面を挙げるとすれば、3日間の自身のドライビングには概ね満足していますし、車のペースもかなり良かったです」と、ポジティブにスパでの週末を振り返っている。

 続けて、「次はトリプルヘッダーの真ん中のレースとして、オランダに向かいますが、実際は新しい『レッドブル・チャレンジ』の撮影のために、すでにマックス(・フェルスタッペン/レッドブル)と一緒にコースにも訪れました。古いDAF(アイントホーフェンを拠点とする自動車メーカー)の車で逆走レースをしたのはとても楽しかったです。オランダの雰囲気とともに、今週末に何が起こるかも感じることがきでました」と語った。

 オランダでのレースについては、「昨季のザントフォールトではリタイアを余儀なくされましたが、それまではレースウィークエンドをエンジョイしました。ターン4のバンクなど、本当に好きなコースであり、ドライビングを楽しむことができます。ここで、より堅い今季の新しい車が走るとどうなるのか、また18インチのタイヤでバンクやバンプを越えるところでどうなるのか、興味があります」と、お気に入りのコースでのドライビングに期待を寄せている。

 そして、「もし、ザントフォールトでクリーンラップを得られるなら、我々は今、車のことをより良く理解できており、そこからさらに多くのものを得る方法を心得ているため、ポイントを狙うことができると思います」とポジティブな展望を示し、9戦ぶりの入賞に向けて意気込みを示した。
  イタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』は「角田にとってオランダGPでの目標はリベンジである。昨季はリタイアを余儀なくされた彼は、ザントフォールトでスペクタクルを期待するだけでなく、3日間ともチケットが完売したコースの“熱さ”も楽しみにしている。そしてこの日本人ドライバーは、まだ来季の契約が完了しておらず、ここでの良いパフォーマンスが、彼のシート確保を後押しするものであることを、忘れていない」と、その去就にも触れている。
  一方、英国のスポーツ専門サイト『sportskeeda』は「アルファタウリのAT03は、ザントフォールトのようなハイダウンフォース・コースには適していない。スパではピエール・ガスリーが9位という好結果を出すことができたが、オランダでこれを再現することはまずないだろう。今週末は、ガスリー、角田の両ドライバーにとって、タフなものになると予想される」と、悲観的な見方を示した。

 連続ノーポイントをそろそろ終わらせたい角田が、お気に入りのコースで、現地メディアの予想を覆すことができるか。

構成●THE DIGEST編集部
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