圧巻の2発だ。

 現地時間9月5日に本拠地で行なわれているデトロイト・タイガース戦で、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は「3番・DH」でスタメン出場。3回の第2打席と7回の第4打席に、31号と32号となる本塁打を放った。

 第1打席に外角低めのボールを二塁打としていた大谷。その打席では真ん中に投じられた初球に意表を突かれ、見逃してしまっていた。だが、このボールが結果的に呼び水となった。3回1死二塁の局面で相手先発左腕のタイラー・アレクサンダーと対峙した背番号17は初球にほぼど真ん中に投じられた90.4マイル(約145.5キロ)の直球をジャストミート。角度19という低弾道ながらぐんぐんと伸びていった打球は、ライトフェンス上部にある看板にある一発となった。

 これで完全に勢いに乗った大谷は、チームが7対0と大幅にリードした7回の4打席目に、今度は完璧な一打を見舞う。

 先頭打者として中継ぎ右腕のギャレット・ヒルと対峙した大谷は、またしても初球を捉える。すると、センター方向へ高々と舞い上がった打球はあっという間にフェンスを越えた。地元放送局『Bally Sports West』の実況が「本当に完璧だ」と興奮気味に振り返るほどの一発だった。
  この2発を含む5打数3安打3打点と出色のパフォーマンスを披露した大谷。戦前にMVPを争うアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)が今季54号を放っていたなかで、注目のレースをより混沌とさせるサムライの活躍に現地記者たちも熱狂している。

 地元ラジオ局『KLAA』で番組MCを務めているアナウンサーのトレント・ラッシュ氏は「2回もショウタイムが見られた! ジャッジが1本を打った午後に、オオタニが2本で応える。ただただ楽しい!」と自身のツイッターに投稿。さらに米メディア『The Athletic』などに寄稿しているブレント・マグワイア記者は「彼は信じられない存在だ」と熱弁した。

 この2発で年間37本ペースに乗せた大谷の勢いはどこまで続くのか。ジャッジとの一騎打ちの様相を呈しているMVP争いの行方を含めて注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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