現地時間9月6日、米放送局『ESPN』はフィラデルフィア・セブンティシクサーズがフリーエージェント(FA)のモントレズ・ハレルと契約を結んだこと報じた。契約内容は2年520万ドルで2年目の契約はプレーヤーオプションとなるという。
 
 現在28歳のハレルは201cm・109kgのパワーフォワード兼センター。2013年にルイビル大でNCAA優勝を経験し、15年のドラフト2巡目32位でヒューストン・ロケッツから指名されてNBA入り。ロケッツでの2シーズンは出番に恵まれなかったが、17年に移籍したロサンゼルス・クリッパーズで才能が開花。

 201cmとビッグマンとしては小柄ながら機動力とフィジカルの強さを武器にゴール下で存在感を放ち、加入2年目の2018−19シーズンに82試合(先発5試合)で平均16.6点、6.5リバウンド、1.3ブロックの好成績を残した。

 この時は同僚のルー・ウィリアムズがシックスマン賞に選ばれれるも(自身は3位)、翌19−20シーズンには63試合(先発2試合)で平均18.6点、7.1リバウンド、1.1ブロックをあげて同賞を受賞している。

 その後、20―21シーズンはロサンゼルス・レイカーズ、昨季はワシントン・ウィザーズとシャーロット・ホーネッツに在籍し、71試合(先発3試合)で平均13.1点、6.1リバウンド、2.0アシストを記録した。
  ハレルにとってシクサーズはキャリアで6チーム目、過去3年では4チーム目となるが、ジェームズ・ハーデンとPJ・タッカーはロケッツ時代、トバイアス・ハリスとはクリッパーズ時代に共闘。さらにドック・リバースHC(ヘッドコーチ)とサム・キャセールAC(アシスタントコーチ)の2人は、クリッパーズ在籍時の恩師でもある。

 シクサーズにとって健康面に不安を抱える大黒柱のジョエル・エンビードのバックアップは長年の課題だった。新加入のハレルにはこのエースの休憩時間を稼ぐとともに、ベンチから試合の流れを変える役割が期待される。

 リーグ有数のシックスマンは1983年以来、40年ぶりの優勝を狙うシクサーズの“ラストピース”になれるのか。実力はあるものの近年はコート内外で問題も多く、チームを転々としてるだけに、今季は自身にとっても重要なシーズンになりそうだ。

構成●ダンクシュート編集部