球界屈指の才覚を持つサムライの“凄み”を物語るスタッツの数々が話題沸騰だ。

 そのサムライとは、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平である。今季もシーズンを通して二刀流を28歳は、投打で安定のあるパフォーマンスを披露。ついにはチーム内の投打成績を席巻し、驚きの“22冠”となった。

 個人成績の一覧で、唯一無二の才能が浮かび上がった。打率.275で上回る主砲のマイク・トラウトが規定打席に到達していないとあって、打撃では打率.270、32本塁打、85打点とチーム3冠。投げても11勝、防御率2.58、181奪三振でチーム3冠だ。強調しておきたいのだが、これは少年野球のそれではなく、「世界最高峰」と言われるメジャーリーグでのスタッツである。まさに規格外というほかにない。

 以下は、大谷がトップに君臨したエンジェルスの主なスタッツだ。

<打撃>
・555打席
・130安打
・21二塁打
・6三塁打
・32本塁打
・85打点
・66四球
・打率.270
・出塁率.360
・長打率.537
・OPS.898
・13敬遠

<投球>
・23先発
・136.0投球回
・11勝
・防御率2.58
・181奪三振
・WHIP1.04
・被打率.213
・14QS
・奪三振率11.98
・四球率2.18
  細かな数字やデータを切り取れば、エンジェルスの投打両部門において、リーダーズは大谷の独占状態である。このいまだかつてない状況に、米メディアや識者も驚くばかりだ。

 米放送局『FOX Sports』の中継リポーターであるアレックス・カリーは、「オオタニ“は”エンジェルスだ」と強調。また、アメリカのベテランコラムニストであるジョー・ポスナンスキは、「オオタニは打撃スタッツがジェフ・バグウェル級で、投球スタッツはペドロ・マルティネス級だ」と投打成績がレジェンドのキャリアと同レベルにあると指摘し、こう言葉を絞り出した。

「これは一体どういうことなんだ。なんの世界の話なのかが分からない」

 もう鵜の目鷹の目の現地ジャーナリストも言葉を失う活躍。大谷がアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)と繰り広げるMVPがハイレベルとなるのも必然だ。

構成●THE DIGEST編集部

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