F1第16戦のイタリア・グランプリが今週末に開催されるが、これに向けてアルファタウリの角田裕毅が意気込みを語っている。

 トリプルヘッダーの最終戦となるレースの舞台は、今年でオープンから100年を迎えるモンツァ。イタリア・ファエンツァに本拠地を置くアルファタウリにとってはホームレースのひとつであり、ここで2020年のピエール・ガスリー初優勝以来となる、輝かしい結果を残したいと燃えていることだろう。

 そして後半戦開始以降、ベルギーGPでは不運もあってポイント獲得のチャンスを逃し、先週のオランダGPではマシントラブルでリタイアを余儀なくされるなど、フラストレーションの溜まるレースが続いている角田にとっても、モンツァは雪辱を期する舞台となる。
【動画】「電光石火の速さ」と表現するメディアも! 角田裕毅が予選でスーパーラップを叩き出す! ザントフォールトでのレースを「予選でチームが良い仕事をして車を改善させたものの、レースではうまくいかず、ディファレンシャルに問題が起き、リタイアせざるを得なくなりました」と振り返った彼は、「今は気持ちをリフレッシュし、チームにとって特別であるモンツァでのレースに集中しています」と今週末に言及した。

「昨季のイタリアGP決勝では(ブレーキの問題で)スタートできず、まだモンツァでのレースで実際に出走したことがありません。そのこともあり、イモラとともに、我々のもうひとつのホームサーキットであるモンツァでレースができることを切望しています。チームも同じ気持ちであることを知っているので、週末に向けて良いモチベーションを持っています」

 このように、チームの大事なレースにポイント獲得で花を添えたいという強い意思を示した彼は、このハイスピードコースの攻略方法にも触れ、「現時点で、我々の車がこのコースにどのように適合するかは分かりませんが、いつものように、可能な限り多くのパフォーマンスを引き出すように取り組んでいきます」と語るとともに、以下のように続けている。

「スリップストリームは、このコースの重要な要素ですが、今季の(レギュレーションに合わせた)新しい車では、その影響は以前よりも少なくなります。コーナーでより前の車に迫れるようになったため、追い越しは可能ですが、DRS トレインに引っかかる可能性があります」

「予選では、誰もがトウを利用することになると思います。いかに、このトリッキーな状況をうまくコントロールするかが、予選でうまくいくための鍵になるでしょう。このレースでは、すでにペナルティー(オランダGPでシートベルトを緩めて走行したことで5回目の戒告処分を受けて10グリッド降格)が確定していますが、このコースが好きなので、全力を尽くします」

 イタリアの自動車専門メディア『MOTORIONLINE』は「アルファタウリの“旗手”は、ポイント圏内でレースを終えることに挑戦する。それはチームのコンストラクターズランキングのためという基本的なことだけでなく、現時点でまだ確定していない自身の2023年の契約を確実にするためでもある」と、今回も去就に結びつけて報じたが、「旗手」という表現には様々な意味が含まれていそうである。

 先週は予選で素晴らしいパフォーマンスを発揮するなど、持ち前の速さでアピールに成功した22歳の日本人ドライバーは、不利な状況から始まるレースで結果を残して、その評価を高めることができるか要注目だ。

構成●THE DIGEST編集部
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