シカゴ・ブルズで2度の3連覇を成し遂げた“神様”マイケル・ジョーダンは、NBA史上最も負けず嫌いな選手の1人として広く知られている。現役引退から20年が経過しようとしているが、その競争心は今も健在なようで、元NBA選手のJR・スミスがジョーダンの逸話を明かした。

 ジョーダンと言えば、キャリアを通じてリーグ優勝6回、ファイナルMVP6回、シーズンMVP5回、得点王10回など数々のタイトルを獲得。歴代最高のキャリア平均30.1点、オールディフェンシブ1stチーム選出9回など攻守両面でリーグを席巻し、他の追随を許さない功績を残してきた。

 その負けず嫌いな性格は、最初に現役復帰した1994―95シーズン、オーランド・マジックとのプレーオフ・カンファレンス準決勝初戦に自らのミスで敗れたことを受け、第2戦で背番号を「45」から以前の「23」に戻して臨んだこと、さらに3年間のブランクがあるなかで、38歳にしてワシントン・ウィザーズで復帰を決断したことからもうかがえる。

 今回、元NBA選手のスミスが『Complex』のインタビューで、ジョーダンとゴルフをした際のエピソードを告白。計36ホールをプレーしたなかで、第1ラウンドは互角、第2ラウンドはジョーダンが3打差で勝利したが、ラウンド中は「ずっと」トラッシュトークを展開していたという。
  選手時代も“トラッシュトーカー”として有名だったジョーダンだが、22歳下のスミス(NBAで両者の直接対決はなし)に対して「君のキャリアはいいものだったが、素晴らしくはない」と揺さぶりをかけてきたようだ。

 スミスはジョーダンほどのレジェンドではないとはいえ、若手時代はスラッシャー、キャリア中期から後期は3ポイントを売りにしたスコアラーとして活躍。ニューヨーク・ニックス時代の2013年には平均18.1点をあげてシックスマン賞を受賞している。

 2015年にトレードで加入したクリーブランド・キャバリアーズでは、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、カイリー・アービング(ブルックリン・ネッツ)とともにリーグ優勝を経験。NBA最終年となった20年にもロサンゼルス・レイカーズで再びレブロンと共闘し頂点に立っており、周囲からも一目置かれる存在だった。

 スミスは「大人の男として感じた最も子どもじみた感情のひとつだった。それがマイク(ジョーダン)だ。彼を見るのを止められなかったよ」と、神様との“ガチンコバトル”を振り返っていた。

構成●ダンクシュート編集部