左ヒザ前十字靭帯の断裂、右アキレス腱の断裂という2度の大ケガを乗り越え、昨季2年半ぶりにコートに戻ってきたクレイ・トンプソン。彼のカムバックが多くのファンに感動を与え、ゴールデンステイト・ウォリアーズが4年ぶり7度目の優勝を果たすためのラストピースとなったのは記憶に新しい。

 しかしその一方で、ブランクにより本来のパフォーマンスとは程遠かったのも事実。運動量が落ちたことで守備面で精彩を欠いたほか、昨季のフィールドゴール成功率42.9%は自己2番目に悪く、3ポイント成功率に至ってはキャリアで初めて4割を下回るなど、シュートタッチも不安定だった。

 ただ、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は、トンプソンの今季の完全復活を予想しているようだ。『NBC Sports』のインタビューに応えた指揮官は、32歳のシューティングガードが充実したオフシーズンを過ごしていることを明かした。
 「クレイは今、最高に士気が高まっているんだ。キャンプが始まるのが待ちきれないようだし、今季はもっと安定した成績を残してくれると期待している。コンディショニングが万全となったことで、夏の間ずっとトレーニングできているからね。

 先日もメールしたんだが、彼はとても充実した夏を過ごしているようだ。健康体を取り戻して復帰したし、弟のトレイスは(MLBのロサンゼルス)ドジャースでホームランを打っているし、素晴らしい状況にあるよ」

 優勝した昨季とほぼ同等の戦力を保ち、来る2022−23シーズンに臨むウォリアーズ。トンプソンが故障前のように攻守で安定したパフォーマンスを取り戻すことができれば、連覇達成が現実味を帯びてくるだろう。

構成●ダンクシュート編集部

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