日米の野球界を沸かせる“二刀流”大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)。

 24試合に登板し、12勝8敗、防御率2.55、188奪三振(AL4位)を記録。打っては34本塁打(AL3位)、88打点(AL5位)、OPS.890(AL4位)と投打ともにハイパフォーマンスを披露している。

 文字通り一人2役を担う彼の超人的な成績は評価しづらく、その評価は識者間でもまちまちだ。野球の統計に関する書籍『Hidden Ball Trick』の共同著者ジェレミー・フランク氏は、大谷のキャリア通算成績に類似する投手と野手を、別々に挙げた。

 キャリア通算での打撃成績で類似しているのはジャンカルロ・スタントン(ニューヨーク・ヤンキース)だ。今季メジャートップの打球速度119.8マイル(約192.8キロ)を誇る一発を放った怪物スラッガーである。またサイ・ヤング賞を3度受賞し、オールスター8度選出の最強右腕マックス・シャーザー(ニューヨーク・メッツ)とは投手成績が似ている。詳細は以下のとおりだ。

打撃成績
大谷:打率.265、出塁率.354、長打率.538 140OPS+
スタントン:打率.265、出塁率.355、長打率.538 141OPS+

投手成績
大谷:防御率3.10、奪三振率11.4、K-BB% 22.7%
シャーザー:防御率3.11、奪三振率10.7、K-BB% 23.0%
  さらにキャリアの長さを考慮しても以下のような比較となる。

打撃成績(デビューから544試合まで)
大谷:打率.265、出塁率.354、長打率.538
スタントン:打率.271、出塁率.360、長打率.544

投手成績(デビューから59登板まで)
大谷:防御率3.10、奪三振率11.4
シャーザー:防御率4.30、奪三振率9.2

 そしてアーロン・ジャッジ(ヤンキース)と大谷のふたりで、アメリカン・リーグMVPの意見が分かれていることに、同氏は「60発を打つたびにアーロン・ジャッジにMVPをあげろということなのか?他の人とどう公正に扱うのか?」と疑問を呈した。

 そして「ジャッジMVP論がどれだけ愚かなことか誰も気づいていないのか?今日シーズンが終わるなら、ジャッジが優位だろう」と続け、「アンチ大谷の議論はあまりにも馬鹿げており、間違っていると思う」と意見を述べた。

 スタントンとシャーザー級のパフォーマンスを一人で披露する大谷。果たして今季もMVPに輝けるだろうか…。

構成●THE DIGEST編集部

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