アメリカン・リーグMVPを巡る議論が関係者やファンの間で活発している。

 話題の中心にいるのは、現在、57本塁打を放ち、アメリカン・リーグ歴代最多(61本)記録に迫るアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)と二刀流として投打で異彩を放つ大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だ。

 無論、ヤンキースの地元ではジャッジが優勢だ。怪物スラッガーを推挙するひとりである日刊紙『New York Post』のジョン・ヘイマン記者は、「ショウヘイ・オオタニは印象的な活躍を見せているけど、アーロン・ジャッジがMVPに選ばれるのは明らかだ」と断言した。

 まず、現在、ブリュワーズとの3連戦をミルウォーキーで取材中だという同記者は「カリフォルニアの人たちから東海岸に偏っており、エンジェルスのショウヘイ・オオタニがアメリカン・リーグのMVPに輝く可能性を真剣に考えるべきだという話をミルウォーキーでよく耳にする」と告白。

 続けて「オオタニは、我々が今まで見たなかで最も素晴らしい野球選手なのか?恐らくそうでしょう。最も多彩な選手か? 間違いなくそうでしょう」と自問自答し、以下のように記した。

「最も価値があるのか? 論理的にも違うし、先例や常識から考えてもノーだ。今年に関しては絶対に違う、あり得ない。今年最高の選手か? 数字的にこれも違う」

 そして同氏は、「明らかな偏見があるとすれば、それはサーファー野郎や俳優気取り、宇宙飛行士の方(ロサンゼルスの人たち)だろう。私が見た限りでは、MVPはジャッジ以外正当な理由がない」と主張した。
  一連の指摘にエンジェルス側は黙っていなかった。地元メディア『AngelsWin.com』は、異を唱える。「『東海岸贔屓は存在しない』と、New York Postの奴がほざいてる」と反応した同メディアは、「真面目な話だけど、アメリカン・リーグMVPを巡るオオタニvs.ジャッジの議論をする正当な理由はかなりある」と伝え、以下のように大谷を擁護した。

「ジャッジの打撃成績に加えて、マウンドでも高いパフォーマンスを発揮できるようになるまで議論を交わそう!ジャッジにはハンク・アーロン賞を」

 果たして最後に笑うのはどちらか。終盤戦の両スターのパフォーマンスにも注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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