アメリカのスポーツ界で誰もが知っている有名な人といえば、真っ先に挙げえられるのが1984年から十数年以上NBAのシカゴ・ブルズで活躍し続けたマイケル・ジョーダンではないだろうか。人気と業績において、彼に匹敵するスポーツ選手はまずいないであろう。

 バスケの神様と呼ばれたジョーダンは、NBAで6回優勝し、MVPに5回選ばれ、オリンピックで2度の金メダル獲得を果たし、世界中でエア・ジョーダンブームを巻き起こした。また、大きめのバギーパンツを着用することがリーグ、そしてバスケットボール界全体のトレンドとなるのなど、及ぼした影響は計り知れない。

【動画】米投球分析家が「不公平!」と唸った 大谷翔平のスプリットでの奪三振シーン 給料においてもマイケル・ジョーダンは22億ドルの帝国を築き、親しみやすさや魅力の尺度を測るQスコア(米メディア『スポルティコ』社が算出)でも不動の地位にいた。史上最も愛されているアスリートのひとりであるマイケル・ジョーダンに人気と消費者アピールの勝負で勝つ人がいるとは考えにくい。

 しかし、そのQスコアで今年トップに踊り出たのが、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平だ。インドのスポーツメディア『The Sports Rush』は19日、大谷の投打両面でのセンセーショナルな活躍ぶりを取り上げ、「彼は二刀流の意味を全く別の次元に押し上げたのである」と評している。

 同メデイアによるとマイケル・ジョーダンやシャキール・オニールは、6歳以上のアメリカ人の75%以上に知られているが、マイケル・ジョーダンを認知している76%の人のうち、32%の人が彼をお気に入りの一人として報告している。

 一方、大谷翔平は同じサンプルのわずか13%にしか認知されていない。しかし、大谷を知っている人のうち、33%の人が大谷をお気に入りの一人として評価しているという。

 同メディアは「NBAは選手の知名度を上げるために、集中的かつ積極的に取り組んできたが、それに比べるとMLBはさほど力を入れてこなかった」としている。だが、それにもかかわらず、大谷がQスコアのトップになったのは、MLBにとっては快挙だ。いかに大谷の人気が高いのかが窺える。

 実際、今回のQスコアのランキングトップ10にはNBAから3人(マイケル・ジョーダン・ヤニス・アデトクンボ、シャキール・オニール)、NFLから2人(パトリック・マホームズ、トラビス・ケルシー)、サッカー選手2人(アレックス・モーガン、ネイマール)体操選手2人(シモーネ・バイルズ、スニーサ・リー)で、MLBは大谷のみである。

 さらに記事では、今季で5シーズン目を迎えた大谷の年俸が550万ドル(約7億9000万円)である一方、今年10月にやはり5シーズン目を迎えるNBAのルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)が大谷の約7倍となる3700万ドル(約53億円)であることを指摘。「MLBはNBAの足跡を辿り、選手をより適切に売り込むべきでは?」と結んでいる。

 大谷翔平は、いまやスポーツ面だけでなく、マーケティング面でも世界屈指の影響力を持つ選手であることは間違いないようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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