約5年。共にチームの中心を担ってきたからこそ分かる凄みがある。現地時間9月21日、米放送局『ESPN』のポッドキャスト番組に出演したロサンゼルス・エンジェルスの主砲マイク・トラウトは、同僚である大谷翔平について語った。

「本当に信じられない」

 トラウトが、そう語るように、今季も大谷は凄まじい活躍を見せつけている。打っては打率こそ.271ながら34本塁打、89打点、OPS.895、長打率.536と図抜けたスタッツを記録。投げてもメジャーキャリア自己最高の13勝(8敗)をマークしながら、防御率2.43、奪三振率11.92、WHIP1.04とリーグ屈指の数字をマークしている。

 メジャー史上初の「シーズン30本塁打&2桁勝利」も達成した大谷。シーズン60本塁打を打ってみせたアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)という強大なライバルはいるものの、依然として今季のアメリカン・リーグMVP候補として君臨している。

 そんな偉才の存在は、トラウトにとっても刺激的だ。『ESPN』で「オオタニをどう思うか」を問われた31歳は、次のように言葉を紡いだ。

「もう何度か言っているけど、ショウヘイは本当に目を見張るものがある。バッティングは去年よりも(成績的に)少し劣っているかもしれないけど、ピッチングはさらに支配的になった。だから、本当に感心する。マウンドでは特に素晴らしい」
  規定投球回までは14イニングだけ足りていないものの、球界トップクラスの実績を残している“投手・大谷”。そんな剛腕にトラウトがとくに驚かされたのは、現地時間9月17日のシアトル・マリナーズ戦だったという。

 この試合で大谷は7回(107球)を投げて、無失点、被安打3、8奪三振と好投。最速101マイル(約162.5キロ)のシンカーに、多彩な曲がりを見せたスライダーを巧みに操って13勝目をマークした。

 試合後に米野球専門データ会社『Codify』が「正気の沙汰じゃない」と絶賛するほどのピッチングについて、トラウトも「凄かった。本当に」と称賛する。

「こないだのマリナーズ戦では、5種類くらいのスライダーを投げ分けていた。あれって簡単じゃないし、本当に凄い。さらにショウヘイは、球速が100マイル(約160.9キロ)で横変化が20インチもあるシンカー(ツーシーム)を投げ始めた。こういう球種を新しく取得し続ければ、あいつを攻略するのは難しくなる。本当に信じられない。今まで見たことがないよ」

 無論、トラウトも現球界屈指にして、メジャー史に残る好打者だ。そんな大スターをして「凄い」と言わしめる大谷には、やはり脱帽するしかない。

構成●THE DIGEST編集部

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