佳境を迎えつつあるメジャーリーグで、ひときわの注目を集めているのが、アメリカン・リーグMVPレースだ。

 ロサンゼルス・エンジェルスの“二刀流”大谷翔平と、ニューヨーク・ヤンキースの主砲アーロン・ジャッジのどちらかが栄光を手にするのではないかと予想され、連日のように議論が交わされている。

 この2人が推挙される理由はスタッツを見れば明らかだ。昨季にMVPを手にした大谷は、今季はそれ以上の活躍をしていると言える。「2桁勝利&2桁本塁打」という“野球の神様”ベーブ・ルース以来104年ぶりの偉業を8月に遂げると、その後も躍動を続け、ここまで投げては13勝8敗、防御率2.43、196奪三振を記録。さらには34本塁打、89打点、OPS.895の打撃成績を残している。

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 そんな大谷に立ち向かうライバルも凄まじい。球界屈指の怪物スラッガーであるジャッジだ。過去61年間破られることがなかったアメリカン・リーグ最多本塁打(61本塁打)まであと1本に迫る60発(MLB1位)をはじめ、128打点(MLB1位)、打率.316(AL1位)と三冠王をも狙える驚異的な打棒を披露している。
  識者やファンがSNSで発言するたびに、同話題はヒートアップしている。そのなかには両雄の「同時受賞」という意見も挙がっていた。だが、この意見に反対する声もある。米スポーツ専門局『ESPN』のアナウンサーを務めるフェルナンド・アルバレス氏は、自身のTwitterで以下のように異議を唱える。

「アーロン・ジャッジとショウヘイ・オオタニのふたりでMVPを分け合うのは、ベストなパフォーマンスをした選手の真の価値を認めないことでもある」

 そして、「ジャッジは今シーズンずば抜けて優れている。ショウヘイ・オオタニも凄いけど最高の選手ではない」と持論を展開した。

 無論、この投稿には賛否両論分かれるようで、多数の意見が寄せられている。泣いても笑っても残り10試合あまりのMLB。驚異的な記録を打ち出す彼らの活躍を目に焼きつけておきたいものだ。

構成●THE DIGEST編集部

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