大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が“二刀流”として前代未聞の快挙をやってのけた。

 現地時間9月23日、敵地で行なわれたミネソタ・ツインズ戦に「3番・投手兼DH」で出場した大谷翔平は、序盤から悪天候に苦しみながらも、何とか踏ん張った。

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 雨がふりしきるなかマウンドに立った大谷は、ロサンゼルスとは真逆の寒さのせいもあってか初回は制球に苦しむ。四球や死球で満塁のピンチを招くと1失点を喫してしまった。

 だが、そこから28歳のサムライは地力を見せつける。2回以降は四球こそ与えながらも、無失点投球を披露。そして4回にゲリー・サンチェスに対してボールカウント2-2からの5球目に内角へのカーブを投じて見逃し三振を奪取。これで今季200個目となる奪三振を記録し、史上初となる「シーズン30本塁打&200奪三振」の金字塔を打ち立てた。

 6回にジェイク・ケーブに適時打を許して3対2と1点差に詰め寄られた大谷は、続くサンチェスを四球で歩かせ、満塁としたところで降板した。それでも、この日は6回途中、被安打3、2失点、7奪三振と上々の内容だった。

 打者として34本塁打を生み出すなど、投打で圧倒的なスタッツを残す背番号17を現地メディアも高く評価している。米スポーツ専門局『ESPN』のエンリケ・ロハス氏は、「エンジェルスの強打者ショウヘイ・オオタニが投手で200奪三振を達成!世界の不思議だ」と目を丸くすると、米データ専門会社の『Codify Baseball』は「この2年間で80本塁打を打った男だぞ! 正気の沙汰じゃない」と驚きをもって伝えた。
  また、地元放送局『Bally Sports West』で解説を務めるマーク・グビサ氏が「おめでとうオオタニさん! 今季200奪三振!! スゴイ!」と祝福すると、同放送局のレポーターを務めるエリカ・ウエストン氏は「MVPだわ」と喜ばしげに報じた。

 降板後、DHで打席に立った大谷は打棒を光らせた。7回2死一、二塁の場面で第4打席に入ると、3人目左腕、ケイレブ・シールバーのやや甘く入った4シームをセンター方向へはじき返し、タイムリーヒットを放った。

 なお、試合は4対2で、エンジェルスが勝利。大谷は14勝目を挙げた。今季は残り11試合とするエンジェルス。世紀の活躍を続ける二刀流スターに引き続き注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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