MLBのレギュラーシーズンは、いよいよ大詰め。優勝争いが佳境を迎えるなか、その裏で話題を集めているのは、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)VSアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)のMVPレースの行方だ。

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 昨シーズンMVPに輝いた大谷は、今季も“二刀流”で安定したパフォーマンスを披露。一昨日のミネソタ・ツインズ戦では、日米を通じて自身初の200奪三振に到達。MLB両リーグで史上初となる「200奪三振&30本塁打」を達成し、再び歴史を塗り替えた。

 一方、ライバルのジャッジは、凄まじいスピードでホームランを量産し続けており、依然としてア・リーグの本塁打ランキング首位を独走中。現地9月20日のピッツバーグ・パイレーツ戦では、史上6人目となるシーズン60本塁打をマークし、ロジャー・マリスが1961年に樹立したア・リーグのシーズン記録(61本)まであと「1」に迫っている。

 そんな2人の奇才を巡り、どちらがMVPを獲得するかという議論が白熱している。米スポーツ専門メディア『NBC Sports』のテイラー・ワース記者は、「ファーハンが、オオタニよりもジャッジがMVPに値すると信じる理由」と題した記事を掲載。サンフランシスコ・ジャイアンツのファーハン・ザイディ編成本部長がジャッジを推す理由を挙げた。

 ザイディ氏は、「2018年にオオタニがリーグに参入して以来、彼が成し遂げてきたことは異次元である」と称賛しつつも、「オオタニにとって、そして世界中の野球ファンにとって残念なことに、彼は勝てないエンジェルスから抜け出せずにいるため、思うような成績を残せていない」と指摘している。

 西地区で3位のエンジェルスは8年連続でプレーオフ進出を逃し、7年連続の負け越しも決定。一方、東地区でトップのヤンキースは、2位トロント・ブルージェイズとのゲーム差を「8.5」としており、3年ぶりとなる地区優勝の可能性も出てきたため、ザイディ氏は次のように持論を展開した。
 「必ずしもプレーオフに進出するチームにいる必要はないが、MVPはパフォーマンスだけでなく、その年の順位やリーグのストーリーに本当に影響を与えたものが獲得すべきだ。だから、私にとってMVPはジャッジだ」

 かつて見たことがないほど、レベルの高い争いを繰り広げている大谷とジャッジ。果たしてどちらがMVPを受賞するのか。

構成●THE DIGEST編集部

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