9月30日と10月2日に開催されるNBAジャパンゲームズのために来日したゴールデンステイト・ウォリアーズとワシントン・ウィザーズ。それに先駆け9月29日に両チームの公開練習が行なわれ、“日本の至宝”八村塁がファンに向けてメッセージを送った。

 2021年の東京五輪でも凱旋したものの、この時は新型コロナウイルスの影響により無観客下での試合となっていた。今回、ウィザーズの一員として初めてファンの前で戦う姿を披露する八村は「こうやって日本に帰ってきて、ウィザーズ(の一員)としてNBAのゲームをできることを僕もすごく楽しみにしていますし、日本のファンの皆さんの前でプレーするのも何年ぶりかなので楽しみですね」とコメント。

 久々の日本での過ごし方は「ご飯が好きなのでご飯を食べたりとか」と話した一方、「ただあまり時間は取れないので、あとは試合に臨むだけですね」とゲームに向けて気を引き締めた。
  自身がセッティングしたチームディナーのメニューは「鉄板焼き」。同僚のカイル・クーズマが好きだという和牛もラインナップに含まれているという。

 オフの間は「身体作り」に取り組み、「食事や睡眠も含めて、バランスのいい生活が好調につながっていると思うので、そこは続けていきたいです」と語った八村。キャリア1年目は新型コロナによるシーズン中断、2年目は72試合の短縮日程、3年目の昨季も前半戦は個人的事情で欠場したため、実質的に今季初めて82試合のフルシーズンに臨むことになる。

「言ってみればこれが僕にとって初めてのNBAシーズン(のようなもの)」と語る八村は「僕としてもすごく楽しみにしてますし、体調管理やメンタル面の様子も見ながらやることが82試合を戦い抜くカギになると思うので、しっかりやっていきたい」と意気込んだ。

 続けて「僕にとって4年目、チームにとっても大事な存在になると思うので、チームから言われたことはもちろんですが、オフェンスでもディフェンスでもリバウンドでも、いろんなところで活躍できればいいなと思います」とコメント。「ミニキャンプをしてケミストリーも生まれてますし、みんなチームに慣れてきてますので、僕も楽しみにしています」と、チーム状態にも手応えを感じているようだ。 生まれ故郷である富山に向けては「ずっと帰ってないんですけど、バスケが盛り上がってると思うので僕もすごく嬉しいですし、これからもバスケだけではなく、スポーツとかいろんなところで富山が盛り上がっていけばいいなと思います」とメッセージ。また、日本での凱旋試合について「ドラフトされた(2019年)頃からこの話があったんですけど、コロナとかでできなかったので、今回こうやって実現して僕も楽しみですし、チームメイト全員で来れたことがすごくいいですね」と明かした。

 ジャパンゲームズが日本にもたらす影響に関しては「昔も(ジャパンゲームズが)あったと思うんですけど、日本人選手がいたわけではなかった。日本人である僕がNBA選手として来日してプレーすることで、NBAの存在が近くなってくると思うので、NBAを目指している選手や子どもたちにとってはいい機会になるんじゃないかと思います」と期待感を口にした。
  来日による時差ボケやコンディションについては「思ってたより大丈夫ですね。(長旅には)慣れてるので」と語り、「(日本での2試合で)自分の長所を見せていけたら」と話した。

 今季の目標という問いには、「プレーオフに出ること。昨シーズンは出られなかったので」と即答。最後に日本のプレーヤーに向けて「挑戦していくことを怖がらず、目標を高く持つこと。どれだけバスケが好きかというのも努力につながると思うので、そこも大事にしてほしいです」とエールを送った。

構成●ダンクシュート編集部

【PHOTO】攻守でアグレッシブに躍動!NBA1年目から存在感を放った八村塁の厳選ショット!