9月30日にさいたまスーパーアリーナで開催された「NBAジャパンゲームズ2022」の初戦は、ゴールデンステイト・ウォリアーズが96−87でワシントン・ウィザーズを下した。

 この試合は両チームにとって今季初のプレシーズンゲーム。しかもトレーニングキャンプ開始からわずか数日後で、28日夜に日本へ着いてからチーム練習を1度した段階で臨んだ試合だった。

 そのため、26分以上プレーした選手は皆無。ウォリアーズではステフィン・カリー、ジョーダン・プール、アンドリュー・ウィギンズ、ドレイモンド・グリーン、ケボン・ルーニーという先発陣はいずれも20分以下の出場にとどまった。

 ウィザーズも八村塁が25分10秒プレーしたものの、ブラッドリー・ビールやクリスタプス・ポルジンギス、カイル・クーズマ、モンテ・モリスら先発陣はいずれも17〜22分の出場。プレシーズン初戦ということで、新加入選手やルーキーをテストで起用し、仕上がりをチェックしながら48分間を戦い抜いた。
  とはいえ、2019年のドラフトで日本人史上初の1巡目(9位)指名でウィザーズ入りした八村にとって、この日はNBA選手としてホームの日本で臨んだ初の試合。

 八村はこの日、フィールドゴールを9本中5本、フリースローを7本中3本決め、チーム最多の13得点、9リバウンドに1スティールをマーク。

 第1クォーター序盤にはウォリアーズの大黒柱カリーとの夢のマッチアップが実現。八村は昨季のファイナルMVP相手に好守備でファンブルを誘い、ルーズボールに飛び込んでマイボールにするハッスルプレーを披露。この日会場に集まった2万497人の観客を沸かせ、“ホスト役”として見せ場を作った。

 24歳のフォワードは、ジャパンゲームズについて「僕が子どもの頃に夢見ていた1つ。なのですごくハッピーですし、僕とこの国にとって重要な瞬間になりました」とこの一戦を振り返っていた。

 日本のファンの前でNBAプレーヤーとしての矜持を示した八村は、次の試合でどのようなプレーを見せてくれるのか。第2戦は10月2日の14時にスタートする。

文●秋山裕之(フリーライター)

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