現地時間10月30日、ロサンゼルス・レイカーズは本拠地クリプトドットコム・アリーナで行なわれたデンバー・ナゲッツ戦に121−110で快勝。開幕からの連敗を5で止め、今季6試合目にしてようやく初勝利を手にした。

 この試合で最も輝いていたのは、レブロン・ジェームズでもアンソニー・デイビスでも、ましてやパトリック・ベバリーでもない。昨季の加入以降まったくフィットできず、その存在が疑問視され続けてきたラッセル・ウエストブルックだ。

 28日に行なわれたミネソタ・ティンバーウルブズ戦と同様に、2試合続けてベンチスタートとなったウエストブルックは、途中出場から積極果敢なリムアタックやトランジションでのボールプッシュ、さらにはオフェンシブ・リバウンドを4本奪うなどハッスルプレーを披露。18得点、8リバウンド、8アシストをマークしたほか、フィールドゴール6/12、3ポイント2/4(どちらも成功率50.0%)、4本放ったフリースローはすべて沈め、出場時の±はチームトップの+18と、数字通り勝利の原動力となった。
  試合後に「チームの勝利のために必要なことは何でもする、それが俺のやるべきこと。今後のシーズンもそれを続けていく」と語ったウエストブルック。だが、キャリア1026試合中1007試合に先発出場、ルーキーイヤーを除き常にスターターを務めてきた大スターが、その座を明け渡しベンチスタートを受け入れるのは、口で言うほど簡単なことではなかっただろう。

「彼のような選手にベンチ出場をお願いするのは、勝利のためなら何でもしてもらう、状況の改善のためなら先発の座すら犠牲にしてもらうというチームとしての覚悟の表われなんだ。彼はその役割で成功した。それが俺たちが求めるすべてさ」

 そう語ったのはデイビス。実際、ウエストブルックのようなビッグネームがベンチ出場を受け入れたことで、チームの空気が変わったようにも感じる。

 2022−23シーズンが真に幕を開けたレイカーズ。はたしてここから“覚悟を決めた”ウエストブルックとともに、彼らの逆襲が始まるのか注目したい。

構成●ダンクシュート編集部

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