現地時間10月30日、ロサンゼルス・レイカーズはホームで行なわれたデンバー・ナゲッツ戦に121−110で勝利し、開幕からの連敗を5でストップした。

 レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビス、ラッセル・ウエストブルックが活躍しての勝利となったが、2019−20シーズンに優勝を経験している球団OBのダニー・グリーン(現メンフィス・グリズリーズ)は、昨季から矢面に立ってきたウエストブルックを擁護している。

 レイカーズは開幕戦で昨季王者のゴールデンステイト・ウォリアーズに敗れると、ロサンゼルス・クリッパーズ、ポートランド・トレイルブレイザーズ、ナゲッツに立て続けに黒星を喫して4連敗。28日の敵地ミネソタ・ティンバーウルブズ戦はデイビスが腰の張りで欠場したなか、ウエストブルックをルーキーイヤー以来となるベンチスタートとしたが、フィールドゴール6/17の18得点にとどまり、チームも102−111で泥沼の5連敗を喫した。
  2019−20シーズンにレイカーズで68試合に出場し、平均8.0点、3.3リバウンド、3ポイント成功率36.7%を記録して優勝に貢献したグリーンは、ポッドキャスト番組『The Crossover NBA Show』で「2020年のリーグ優勝から2年間で何が起こったのか?」と尋ねられ、チームの状況について自らの見解をこう述べた。

「選手は自分が所属したチームがどんな動きを見せ、チームとしてどんな方向に進んでいるかを見るものだ。特にチャンピオンシップを獲得した場合、都市、チームメイト、組織に感情を抱き、そこは自分にとってのホームになる。何が起こっているか。状況が変わったということさ。

(2020−21シーズンにレイカーズでプレーした)デニス(シュルーダー)が安価でチームに戻ってきた。私はレイカーズにとって、ぴったりだと思ったね。トレードでの放出や獲得を繰り返して、いい選手たちが揃ったと思った。レブロンとAD(デイビスの愛称)の周りに何が必要かは、天才でなくても分かる」 守備職人のパトリック・ベバリーをオフに獲得したが、ゲームメーカータイプの頼れるポイントガードは不在。ビッグマンの層も決して厚くはなく、デイビス本人があまり望んではいないセンターで起用されるのもやむを得ない状況だ。

 そのなかで、移籍初年度でフィットできず、33勝49敗とプレーオフ進出を逃す要因となったウエストブルックは今季も低調な出来で、戦犯に挙げられている。グリーンはそんなベテランをこう擁護した。

「レイカーズが負けているのはラス(ウエストブルックの愛称)のせいじゃない。決して1人だけが責任を負えるような状況じゃないよ。すごくタフなシチュエーションだ。私が思うラスは、リーグで最も自信に満ちた選手の1人。本来、人々に明るい光を届けられる力がある。だから、今のラスには同情するよ。プレーするのが難しい状況だからね」
  そんななかで迎えた30日のナゲッツ戦では、レブロンが26得点、6リバウンド、8アシスト、デイビスも23得点、15リバウンドをマーク。そして渦中のウエストブルックは、ベンチから18得点、8リバウンド、8アシストを記録し勝利の立役者となった。

 彼ら以外にもロニー・ウォーカー四世が18得点、オースティン・リーブスが10得点をあげ、レイカーズは6戦目で待望の今季初白星。この日はサポーティングキャストも随所に持ち味を発揮したが、全員がこのパフォーマンスを継続し、反撃に転じることができるだろうか。

構成●ダンクシュート編集部

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