先月初旬の韓国オープン(韓国・ソウル/ハードコート/ATP250)でツアー2勝目を飾るなど、ここ最近は好調が続いている27歳の西岡。昨年1月の全豪オープンで予選からグランドスラム初のベスト4に進出するという快挙を成し遂げた29歳のカラチェフとは今大会が公式戦初の顔合わせとなった。
速いテンポで打ち込んでくるカラツェフに押される場面も見られたものの、この日も得意のムーンボール(軌道の高い球)と粘りのディフェンスでミスを誘う西岡らしいプレーを披露。序盤の第3ゲームでブレークポイントを握られるもここを何とかしのぎ、直後の第4ゲームですかさずブレークに成功。以降はサービスキープを続けて第1セットを先取する。
迎えた第2セットでも第3ゲームで先にブレークを奪った西岡は度重なるブレークバックのピンチを切り抜けてリードを守り切り、1時間31分で試合を締めくくった。
試合後に更新した公式ツイッター(@yoshihitotennis)では「パリマスターズ2回戦!」と自身2度目のパリ大会初戦突破を喜んだ西岡。そんな彼の2回戦の相手は19歳で世界1位に君臨する第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)だ。
上位進出に向けて早くも大きな壁がたちはだかるが、今年9月の全米オープンで悲願の四大大会初優勝を成し遂げた最年少世界王者にどんな戦いを見せてくれるのか、日本のファンからも大いに注目が集まっている。
文●中村光佑
【PHOTO】西岡良仁、ダニエル太郎ら全米オープンで奮闘する日本人選手たちの厳選写真
R2 🔜@yoshihitotennis defeats Aslan Karatsev 6-3 6-4 to advance in Paris!@RolexPMasters | #RolexParisMasters pic.twitter.com/9JnF6VlU7f
— ATP Tour (@atptour) October 31, 2022