現地時間10月30日、リーグで唯一開幕から白星がなかったロサンゼルス・レイカーズはホームでデンバー・ナゲッツを121−110で下し、6戦目にして待望のシーズン初勝利を手にした。

 開幕5連敗のレイカーズは、第1クォーターからナゲッツに2桁点差をつけられる苦しい展開に。しかし、2戦連続のベンチスタートとなったラッセル・ウエストブルックを中心に点差を縮めると、第2クォーターに逆転。55―51とリードを奪って前半を終える。

 第3クォーターにレイカーズはナゲッツに逆転を許すも、残り3分半から18−2のランを仕掛けて再び逆転に成功。第4クォーターには一時17点までリードを広げるなど相手に主導権を握らせず、今季から指揮を執るダービン・ハムHC(ヘッドコーチ)に初勝利をプレゼントした。

 ウエストブルックは32分間の出場で18得点、8リバウンド、8アシストと全盛期を思わせる働きを見せたほか、今季わずか12.5%に沈んでいた3ポイントも4本中2本成功し、勝利に大きく貢献した。

 試合後、レブロン・ジェームズは、ウエストブルックについて「彼はその役割(控え起用)にさらに慣れてきた」と称賛。この試合、ウエストブルックが出場していない時間帯でレイカーズは−16だったが、出場時は+18(ゲームハイ)とその違いは一目瞭然だった。
  今季ベストのパフォーマンスを見せたウエストブルックは、「俺はチームメイトが活躍するのを見るのが大好きで、それに大きな喜びを感じるんだ。俺はいつも、他の選手が活躍する姿を見ることで自分を高めてきた。今夜はみんながシュートを決めてくれたし、ファイトしてくれた、それだけで満足なんだ」と振り返った。

 2021年にレイカーズへ加入も、昨季はレブロン、アンソニー・デイビスに次ぐ3番手の役割にアジャストできず、低迷の原因として槍玉に挙げられたウエストブルック。

 しかし本人は「俺が許せないことは、自分の家族とサポートしてくれている以外の人々が俺の喜びを奪うこと。俺は常に楽しんでいるし、ゲームという与えられたギフトを大切にしている」と語ったように、このナゲッツ戦では味方の活躍に心から喜び、笑顔を浮かべる姿が多く見られた。

 ベンチスタートで“らしさ”を取り戻したウエストブルックは、今後もこのパフォーマンスを維持できるのか。

 毎試合トリプルダブル級の数字が期待できるオールラウンダーがベンチに控えているのは相手チームにとっては脅威だけに、指揮官の起用法に注目が集まる。

構成●ダンクシュート編集部