審判の不可解ジャッジが物議を醸している。

 現地時間11月1日、ワールドシリーズ第3戦フィラデルフィア・フィリーズ対ヒューストン・アストロズの試合でそれは起きた。0対2とリードを許した2回2死一、三塁の好機で打席に立ったチャズ・マコーミック(アストロズ)は、先発レンジャー・スアレスの2球目、89.5マイル(約144キロ)のカットボールがインコースに外れたと思い見逃した。

【画像】「酷いコールだ」と怒りの声!ストライク判定を受けたチャート図をチェック

 しかし球審を務めたダン・ヤサニャ氏は「ストライク」と判定。さらにボールカウント2-2とした5球目にも内角に外れたシンカーを見送るも、これも「ストライク」とコールし、チャンスを活かせず見逃し三振に倒れた。

 この判定に納得いかない声も大きい。米ラジオ局『KBME』の番組『SportsTalk 790』で司会者を務めるマイケル・コナー氏は、「これは酷いストライクコールだ」と批判。公式が可視化したグラフィックを公開し、審判が間違えていたことを伝えている。
  また米メディア『AT&T SportsNet』のジュリア・モラレス記者は、「チャズ・マコーミックはどうすることも出来なかったが、シチズンズバンク・パークでブーイングを浴びると思わず笑みがこぼれた」と敵地ながら味方してくれるファンがいたことを実況。

 米ラジオ番組『610 Sports Radio』のホストであるショーン ペンダーガスト氏は、「ストライクゾーンの見極めが得意な審判に全試合を任せろ」と憤慨し、「2戦目の審判は素晴らしかった」と129球中129球を正しく判断したパット・ホベルク氏を称えた。

 今シーズンは事あるごとに審判のストライク判定が物議を醸してきたMLB。明らかなミスジャッジをいかに減らすかが、来季の課題になりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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