現地時間11月5日、リーガ・ポルトガルの第12節が行なわれ、スポルティングはヴィトーリア・ギマランイスを3-0で下して、暫定で4位に浮上した。

 公式戦3試合連続未勝利(1分け2敗)で迎えたホームゲーム。スポルティングは勝点で1上回るアウェーチームを序盤から攻め立て、26分に相手MFアフォンソ・デ・フレイタスの退場劇によって数的有利を得ると完全に主導権を握り、34分にペドロ・ポッロのヘディングシュートがマーカス・エドワーズに当たって軌道が変わり、先制点。その6分後、CKからの流れで、エドワーズのクロスをファーサイドの守田英正がゴールの至近距離からダイレクトで合わせて2点目を奪う。

 55分にもエドワーズのミドルが味方に当たってゴール左隅に吸い込まれて3点目を奪ったホームチームは、終了間際のパウリーニョの鋭いシュートによるゴールは直前のオフサイドによってVAR判定の末に取り消されたものの、終始、危なげなく90分間を過ごして4試合ぶりに(リーガでは2試合ぶり)勝点3を手にした。
  守田はふくらはぎの負傷で2試合を欠場した後のこの一戦で先発出場し、ボランチとしての役割を果たしながら、フィニッシュにも絡み、20分に左からのグラウンダーのクロスに合わせるという決定機は相手GKの好守に阻まれたが、前述の2点目ではチャンスを逃さなかった。

 このゴールについて、ポルトガルのニュースサイト『SAPO DESPORTO』は、「モリタは40分に再びペナルティーエリア内の危険な位置でボールを受けて2-0とした。それは、スポルティングにとっては安堵の前半の終わり、アウェーチームにとっては本当の脅威となった」と報じ、他のメディアもシュートそのものより、今季3ゴール目を挙げた背番号5のポジショニングの良さを高く評価している。
  米国大手放送局のポルトガル版サイト『CNN PORTUGAL』は、この試合で際立った選手として、ポッロとともに守田を選出。「日本人選手は負傷から復帰し、わずか45分間のプレーとなったものの、本拠地ジョゼ・アルバラージでその才能を際立たせ、素晴らしいプレーを披露した」と称賛して、さらに以下のように続けた。

「ルベン・アモリム監督は戦前、モリタの復帰を宣言し、『彼はチームに必要とされる選手だ』と語っていた。日本人選手はマヌエル・ウガルテと中盤で並んでピッチをカバーし、アンドレ・アマーロの背後に抜け出してのゴールで、パフォーマンスを締めくくった。ハーフタイムで交代となったが、彼は試合に足跡を残した」
  一方で、この試合では15分にアンドレ・アマーロの足を踏みつけてしまい警告を受けた守田。その他にも背後からのチャージなど、カードを掲げられる可能性のあったファウルもあり、前半終了間際には敵将が守田の退場をアピールして逆に警告を受けることとなった。間もなくして試合はハーフタイムに入ったが、守田はこの件や怪我明けのコンディションを考慮してか、後半にピッチに姿を現わすことはなかった。

 ギマラインスのベテランMFアンドレ・アンドレは、「スポルティングは良いチームだった」と相手への敬意を表しながらも、「モリタはアマーロへの最初のファウルで退場になっていたはずだ。判定の基準が違いすぎていた。チームが逆だったら、すぐに退場になっていただろう。酷すぎる試合のスタートだった」と審判の判定には不満を隠していない(日刊紙『JN』より)。

 ラジオ局『OBSERVADOR』は「守田は退場させられるべきだったか?」というテーマでこの一件を振り返り、元審判のペドロ・エンリケス氏は、この試合を裁いたマヌエル・モタ主審の判定は正しかったと判断したが、同じくラジオ局の『Renascenca』ではVARの審判員を務めるボラ・ブランカ氏、パウロ・ペレイラ氏が「モリタを退場させなかったのは、審判のミスである」との見解を示している。

 賛辞が贈られる一方でファウルを犯してしまった守田。意見は分かれるようだが、切り替えて、次戦のゲームを行なってもらいたいものだ。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】森保ジャパンの下馬評は? 仏メディアが8強入りの可能性を“リアル予想”!「格上を排除するサプライズが必要」

【関連記事】なんと米メディアが早くもカタールW杯全試合の結果を徹底予想! 日本の結果、そして優勝国は!?

【関連記事】日本代表のW杯決勝T進出は「困難」と仏メディアが予想! 欧州で活躍中の鎌田には「カタールで輝くチャンス」と期待