堂々のノミネートだ。

 MLB公式のネットワーク局『MLB Network』は現地時間11月7日、全米野球記者協会の投票によって決まる両リーグのMVPのファイナリストを発表。アメリカン・リーグには、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)、ヨーダン・アルバレス(ヒューストン・アストロズ)が残った。

 大谷はMLB史上19人目となる満票受賞を果たした昨季に続くファイナリスト入りだ。ちなみに日本人選手が2年連続でこの評価を受けるのは史上初の快挙である。

 もっとも、この評価は妥当だと言っていい。メジャー5年目を迎えた今季の大谷は二刀流によって一大フィーバーを巻き起こした昨季以上の成果をあげたからだ。以下は、投打における主な成績だ。

<投手>
【勝利】15勝(4位)
【防御率】2.33(4位)
【奪三振】219(3位)
【投球回】166.0回(20位)
【WHIP】0.99(5位)
【奪三振率】11.87(1位)

<打者>
【打率】.273(25位)
【本塁打】34本(4位)
【打点】95(7位)
【出塁率】.356(18位)
【長打率】.519(5位)
【OPS】.875(5位)
【盗塁】11(31位)
  打者としては47本塁打を放った昨季からややトーンダウンしたという声もある。しかし、34本塁打はリーグ4位で、OPS.875も5位というハイアベレージだ。加えて大谷は投手として、いわゆる三冠(勝利・防御率・奪三振)の項目でリーグトップ5入り。漫画やアニメの世界でしかありえなかったメジャーでの「エースで4番」を体現してみせたのである。

 さらに史上初の「規定投球回&規定打席のWクリア」もやってのけた大谷。この米球界に刻んだ功績を鑑みても彼がファイナリストにノミネートされるのは、必然だと言える。

 一方でライバルたちも興味深い。とりわけMVPの最有力候補とされるアーロン・ジャッジの残したインパクトは特大で、アメリカン・リーグの本塁打記録を61年ぶりに更新する62ホーマーを放ったほか、打率.311、131打点、OPS1.111、長打率.686と図抜けたスタッツをマーク。大谷のように投球はしないものの、それを補って余りある打棒を見せつけた。

「大谷とジャッジの一騎打ちになる」という見方が強まっていたなかで、ある意味で予想通りのメンツが選ばれた今季のア・リーグMVPファイナリスト。はたして注目の賞レースを制するのは誰になるのか。現地時間11月17日(現地時間11月18日)の最終発表を待ちたい。

構成●THE DIGEST編集部

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