現地時間11月5日、仏リーグアン第14節が行なわれ、モナコは2対0でトゥールーズを下して、2連勝で5位浮上を果たした。

 地力で勝るモナコはこの敵地での一戦、序盤から幾度も相手ゴールに迫り、後半開始直後にアレクサンドル・ゴロビンがペナルティエリア手前から狙いすましたシュートをゴール右隅に決めて先制。さらに60分、W杯日本代表の南野拓実の左からのクロスをファーサイドのスイス代表FWブレール・エムボロが頭で合わせて加点すると、以降はトゥールーズの反撃を許さずに2戦連続の完封勝利を飾った。

 南野は前節アンジェ戦に続いてのスタメンで右サイドハーフとしてプレーし、序盤から好機にも絡み、惜しいシュートも幾度か披露。守備でも精力的に走り回った27歳は、前述のアシスト場面では、スペースに走って味方の縦パスを呼び込み、ゴールライン際で身体を捻りながらダイレクトで正確に、エムボロにとってイージーなゴールが可能となる優しいラストパスを送ってみせた。

 今季3つ目のアシストを記録し、77分でベンチに退いた南野は、SNSでこの試合でのプレー場面やゴール直後の喜びの写真を公開、エムボロからは日本語(英字)で「アリガトー、タクミサン」と書き込まれ、他のチームメイトからもコメントが寄せられている。
  クラブは公式サイトで、5分、8分に惜しいシュートを放ち、11分にも好機に絡んだ南野を「カタール・ワールドカップに招集されたことで自信を得た」と綴り、エムボロへのアシストとなったクロスを「ガレット(フランスの伝統的な焼き菓子)」「キャビア」と表現。これにより、エムボロは無人のゴールに頭でボールを流し込むだけだったと伝えた。

 フィリップ・クレマン監督も試合後、南野のパフォーマンスに言及し、「クレパン(・ディアタ)が大きな怪我から回復したものの、まだ長くプレーすることは厳しい状況で、タキとジェウソン(・マルチンス)のどちらを起用するか難しい判断だったが、終わってみれば良い解決策だった。まだ一貫性やフィニッシュでの正確さが必要とはいえ、彼は良くプレーしたし、チャンスも創出した。試合ごとに成長していくと、私は確信している」と高評価を下して、今後に期待も寄せている。 現地メディアの報道を見ると、モナコの地元メディア『Monaco Tribune』は「スタメンに並んだミナミノは、エムボロのヘディングによる得点を完璧にお膳立てした」と振り返り、地元紙『monaco-matin』は「アンジェ戦では失望させたミナミノが、再び先発出場を果たした」と綴って、以下のようにそのプレーを評した。

「幾つかプレーで選択の悪さが見られたが、勝利を決めるヘッド弾のエムボロにクロスを合わせるなど、試合が進むにつれてなんとか勝者となった。11分に至近距離でヘディングシュートを放つも、GKマクシム・デュペに阻まれたが、50分には相手FWラファエウ・ラトンの絶好機の場面で極めて重要な戻りを見せた」
  仏サッカー専門サイト『MadeinFOOT』は10点満点の採点で「8」のゴロビンに次ぐチーム2番目タイとなる「7」の高評価で、「ミナミノは左サイドにスペースを見つけ、エンボロに向けてクロスを放った」とアシスト場面をレポートしたが、「トゥールーズは10人でのプレーを強いられているところで痛い一撃を食らった。直前にミナミノと接触して一時的にピッチを退いていたイシアガ・シラは激怒した」とも付け加えている。

 最後に、モナコのクラブ専門サイト『LA DIAGONALE』は、個別評価の記事で「5分にチームで最初のシュートを放ち、8分には見事なロブ、11分はデュペに弾き返された。60分にはエンボロに決定的なクロス。まだ調整が不十分であり、プレーのテンポは適切なものではないが、50分に相手の決定機を防ぐなど、守備におけるより良い努力が見られた。これらは、彼の将来に役立つパフォーマンスだ」とポジティブに評した。

構成●THE DIGEST編集部

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