現地時間11月7日、MLB公式のネットワーク局『MLB Network』は、全米野球記者協会の投票によって決まる両リーグのMVPのファイナリストを発表した。アメリカン・リーグは、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)をはじめ、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)、ヨーダン・アルバレス(ヒューストン・アストロズ)の名が挙がった。

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 昨年、栄えある同賞を受賞したサムライは、今季も二刀流として日米ファンを沸かせた。マウンドに上がれば15勝9敗、防御率2.33、219奪三振をマーク。打者としては34本塁打、95打点を量産するなど連日のように圧倒的なパフォーマンスを披露した。

 だがアメリカン・リーグ最多本塁打である62発を生んだジャッジ派の意見が根強いのも事実だ。米紙『Los Angeles Times』は、両雄のどちらがMVPに相応しいか検討した興味深い記事を以前掲載していた。同メディアは「ジャッジは三冠王なのか?これまで10人の選手がそれを成し遂げている。そして62発は既に3人が達成している」と事実を綴ったうえで、以下のように大谷を持ち上げた。

「オオタニは同一シーズンに30本塁打と200奪三振を上回った。前人未到の記録だ。また同様に30本塁打に加えて10勝をも挙げている。これも今まで誰も達成したことがない」
  そして「ジャッジは、毎年最も優れた打者に贈られるハンク・アーロン賞をすでに確実にしている。本塁打、得点、打点、出塁率、長打率、OPSでメジャーをリードしている。さらにアメリカン・リーグの本塁打数は2位に20本塁打差をつけている」と打撃面での好成績を称えた。

 一方、大谷は「本塁打、三塁打、長打率、OPSでリーグトップ5、投手では防御率、奪三振数、勝利数でリーグ5位以内にランクインしている」と投打ともに並みいるメジャーリーガーの上を超えていた事実にも触れている。

 そして同紙は、BBWAAのジャック・オコネル事務局長のMVP定義について、「投票者個人の見解によって価値が決まるのがこの賞の特徴である」と再確認している。

 果たして28歳の超人は2年連続でMVPに輝くだろうか。運命の発表は現地17日だ。

構成●THE DIGEST編集部

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